こんにちは、中西です。
今回ご紹介するのは、写真の「ずいきあんかけそば」です。
「ずいき」は芋茎と書くように里芋の茎の部分で、栄養価の高い野菜です。
錦市場で買い求めました。
錦市場ではおばんざいでも売っていました。
ずいきの酢の物
右は蓮根芽の梅酢あえ。写真ではわかりにくいのですが、茎にも蓮根と同じように穴が空いています。珍しいので買ってみました。
お店に行ったときには帰られた直後でしたが、何年か前起きるのがつらいほどの日にこれを食べて体がしゃんとしたからと、毎年八月を待って毎週のように食べに来られるという方がいらっしゃるのだそうです。
夏が旬のずいきを使った優しい味のあんかけで、とろみには葛も使っていてどちらも体にいいと聞きました。
「ずいき」の由来は2説ありますが、2の説が人気があるようです。
1、芋の中心から出た茎ということで「髄茎(ずいき)」
2、夢窓国師の歌
いもの葉に置く白露のたまらぬは
これや随喜の涙なるらん
食後にはこちら「ゆずわらびもち」。爽やかな酸味が涼を呼びます。七,八月限定です。
ずいきといえば北野天満宮で「ずいきまつり」が毎年十月に秋の収穫を感謝する神事として行われます。
御神輿は野菜、乾物類で飾られるのですが、屋根はずいきで葺かれます。
「ずいき」つながりで足を延ばしてみました。
京都七夕の会場でもあるので、願い短冊が風に揺れていました。
梅干し作りの真っ最中で、まんべんなく日が当たるよう何度もひっくり返していました。
芳しさに足を停めると枝垂れ槐(えんじゅ)でした。
幹のくねくね感が面白い。
中国歴史ドラマ「風中縁」の一場面で見かけ気になっていました。ちょうど花の時期に出合え、香りも体験できてラッキーでした。
このあと雷とともに激しい雨で、境内は一瞬で水浸しになりました。
菅原道真公を祀る北野天満宮で雷鳴を聞き雨宿りというのも何やらおかしく、傘はあるのですが雨上がりを待ちました。(中西)