株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

牡丹の寺-乙訓寺

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.05.06

こんにちは、中西です。前々回は桜をご紹介したのですが、今回は「花の王 牡丹」をご紹介します。
乙訓寺は、聖徳太子建立の寺と伝えられ、乙訓地方で現存する最も古い寺院です。奈良の法隆寺とほぼ同じ時代のものと伝えられています。

長い歴史の中で名前が出てくる人物は、早良親王、弘法大師空海と伝教大師最澄、徳川綱吉とそうそうたるメンバーとなっています。

山門をくぐると、早速牡丹が迎えてくれます。

境内を彩る牡丹は、本尊への供花として、また参拝者にしばしの安らぎをと願って、本山の長谷寺から寄進されたのが始まりで、現在約2千株となっています。

ボタンの柔らかくふくよかな花弁に雨は禁物で、形が崩れてしまうため、このように傘で守っています。守ってあげたくなると言いかえるべきかもしれませんね。
でも雨に弱いボタンがなぜ雨の季節に咲くのかフシギですね。

あでやかな美しさです。

今年は開花が遅かったのですが、咲き出すと一斉に満開を迎えました。

乙訓寺のモチノキ
樹齢400~500年で、応仁の乱からも生き延びたと伝えられる京都でも屈指の大木です。

<旅は道連れ、写真撮りも道連れ>
帰りのシャトルバスで、写真を撮りに来られた方とご一緒しました。
朝早くから長岡天満宮のツツジを撮って乙訓寺の牡丹に撮りに来られたとか。
残念なことに朝早くから撮った長岡天満宮の写真をうっかり全部消去してしまった、というとても気の毒なお話を聞きました。
話しているうちに、落胆している方と一緒に長岡天満宮に行くことになりました。

霧島ツツジが満開でした。

樹齢100年を超える木が連なっている様は壮観です。

筍料理で有名な「錦水亭」です。
ここにきれいなお庭があるとご一緒した方に教えてもらいました。

池には黒鳥が泳いでいました。

池の周りをぐるりと回って遠くから見ても、霧島ツツジの緋色は鮮やかに映えていました。
同行してくださった方にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
このブログも読んでくださっていると思いますが、色々教えて頂き、ありがとうございました。  中西幸子