こんにちは、中西です。
秋の紅葉もきれいですが、新緑の頃には「青もみじ」が楽しめます。
今回は緑を楽しむ庭園を中西がご紹介します。
嵐電終点の嵐山駅の前に「天龍寺」があります。
せっかく嵐山に来たのだからと「竹林の小径」を見てきました。
天龍寺山門近くのお地蔵さん。
「カワイイ」と写真を撮っていたら、横で写真を撮っていた外国人女性も「カワイイ」とにっこり。
「カワイイ」がキーワードで、共通認識、共通語になるかもという記事を読んだことがありますが、
大げさでないのかもしれません。
天龍寺の山門をくぐり、左側を歩いていると案内板が見えてきます。
それによると、京都随一の新緑の庭園とあります。
この茅葺の屋根のところが受付です。
入り口前には羅漢像が並んでいます。
土塀に紅葉の並木、紅葉の頃も見ごたえがあるのでしょうね。
ここで天候急変、激しい雷雨となり山門の下で30分ほど足止めとなりました。
雷雲が去ってから小雨の中を歩きました。
宝厳院は、室町時代(1461年)創建で、もとは上京区にあった広大な寺院でした。
応仁の乱で焼失し、その後再建されています。
禅僧策彦周良禅師作庭の「獅子吼の庭」の「獅子吼」は、「仏が説法する」という意味で、
この庭を散策し、鳥の声、風の音を聴くことで心が大変癒されるようになります。
禅僧作庭ですので、枯山水の庭で見られる舟石、龍門の瀧があります。
広がる小石は「苦界」を表しています。
回遊式庭園で、庭園内を小川が流れています。
激しい雷雨の後ですので、小川も勢いよく流れていました。
小雨の中の木陰とあって、カメラの調整もしたのですが、写真は暗めとなってしまいました。
でも、雨に打たれた新緑は、とてもきれいです。
苔もきれいで、ふかふかしています。
苔が育つ条件が整っているのでしょうね。
苔寺も近い距離にあります。
庭園内。新緑に囲まれた建物
山門前を通った人力車が、ここには約300本のモミジがあり、秋にはライトアップされますと説明していました。
本堂横。本堂では田村能里子画伯筆による「風河燦燦 三三自在」と題された襖絵五十八面も公開されていました。
雨宿り中、途中で引き返してきた年配の方と話をしました。
ご近所だということでしたので、写真を撮る場所を相談したところ
「best view」と教えてもらったのは、竹やぶ越しの茅葺建物でした。
本堂を見て回るなら雨の止むのを待たずに今行った方がbetterとアドバイスもして頂きました。
ご年配の方でしたが、服装も小粋で話す言葉もハイカラ(私の方が古い)です。
庭園の岩の名前「獅子岩」を交えての場所の説明から、ひょっとしたら天龍寺の関係者かとも思いましたが、嵐山は景色も人も奥が深いようです。
京都随一の新緑庭園「宝厳院」は、6月30日まで特別公開しています。
ベンチも配されているので、雨でなければ緑に包まれた時間を過ごせます。
秋に行きたい場所がまた一か所増えました。(中西幸子)