株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

みたらし祭

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.07.29

 

こんにちは、中西です。本日は「みたらし祭」をご紹介します。
「みたらし祭」と聞くと「みたらし団子フェア」を連想するかもしれませんが(私だけ?)
漢字で書くと「御手洗祭」、下鴨神社で土用の丑の日に行われているお祭です。
今年は、7月26日から7月29日、5時半から夜10時半までです。

夜8時過ぎですが、多くの人がお参りに来ていました。

楼門。記念写真人気スポットです。

門をくぐったところ。順路に従って進みます。

「みたらし祭」は足つけ神事とも言われ、下鴨神社境内にわき出すみたらし川に足をつけ、無病息災を願う夏祭りです。
古来夏に流行することが多い「はやりやまい」を避けるため、厄払いしたことがお祭りの起源です。

入り口手前で、靴を脱いで膝上くらいまで裾をまくり上げます。

水の冷たさに声があがります。
また思ったよ以上に深いため、ここで再びすそを上げる人もいて、混雑していました。

火をともして進み、祭壇にお供えします。

祭壇の灯明。水に映った明かりがきれいです。
その後、ご神水をいただくと、諸病にかからないご利益がが得られるといわれています。

無病息災祈願のお札は足形で、ご神水で供養します。

さて、ここで時間をさかのぼってみましょう。

13時間前の様子です。
別のスタッフがお参りしていました。

手前の緑のマットの部分には、チョロチョロ水が流れています。
徐々に冷たさに馴らしてゆく作戦かと・・・

夜でも水は冷たいのですが、早朝の冷たさは痛いくらいで、
心身ともに清められたような気になるそうです。
左奥が出口です。

この祠の火でろうそくに火をもします。右と左に2カ所あります。

ちょっと風が強いようですね。途中で消えてしまうこともあります。

ろうそくを立てるところ。夜の込み具合とは大違いです。

ここで、再び夜の境内に。

お祭の楽しみに夜店があります。
糺森の入口付近にお店の明かりが灯り、期待が高まります。

定番中の定番「かき氷」と「たこ焼き」

「くじ引き」の他に「金魚すくい」「めだかすくい」「カメすくい」もありました。

我が家には、祇園祭の金魚すくいでもらった(網がすぐに破れました)金魚の「きんちゃん」がいます。
1匹になって寂しいのではと、伏見稲荷の本宮祭の金魚すくいで仲間を増やしました。
その結果、どれがもともとの「きんちゃん」かわからなくなりましたが、「すくい」系に目が行きます。

右の白いテントは、「みたらし団子」発祥の「加茂みたらし茶屋」の出店です。
「みたらし団子」は、御手洗池(みたらしのいけ)の水泡の形から作られたといわれています。
写真ではわかりませんが、鳥居方面へものすごい行列ができています。
家へのお土産にと考えていたのですが、早々に断念しました。

今日29日は最終日ですので、夜店などは終わる時間が早いかもしれません。
行ってみようとお考えの方は、夜は早めの時間をオススメします。
お供えのろうそく代に200円と足ふきタオルを用意してくださいね。
所要時間は約30分です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 中西