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【京都五社めぐり】  五社めは「城南宮」

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.08.12

本日は、平沼がお伝えしてまいりました京都五社めぐり最後となります。
最終を飾るのは、家づくりの守り神「城南宮」をお届してまいります。

城南宮は平安遷都の際に守護神として創建されました。
南に祀られたお宮であることから、城南宮と称えられます。
応仁の乱などの戦乱で荒廃しましたが、江戸時代に復興されました。
京都御所の裏鬼門を守る神とされたことから「方除の大社」として、
新築や改装、引越や旅行の安全祈願、車のお祓いなど多くの人が参拝に訪れます。
また城南宮は『平家物語』の舞台でもあります。

鳥居の中央にあるのは、日月星を象った三光の御神紋。
鬼瓦や燈籠などにもこの神紋が印されています。

こちらは社殿。総檜造りの社殿は、飾り金具の細部に至るまで平安時代後期の
様式に統一されているそうです。

寝殿造りの神楽殿

こちらは拝殿

こちらの一寸法師は、城南宮と何のゆかりが・・・?と思いきや
昔話で親しまれる一寸法師は、お椀の舟に乗って都を目指し、鳥羽の津に着いた
という逸話があります。
この鳥羽の津は城南宮の南にあり、淀川を通って都へ行き来する船の港になっていました。
そう!鳥羽は一寸法師上陸の地なのです。

名水のひとつ菊水若水

城南宮の菊水若水の井の水は、伏見の名水の一つで井の水を飲むとあらゆる病が
治るといわれ、そのご利益を授かるために水を持ち帰る参拝者も多いそうです。
書江戸時代の初めには、霊元法皇も菊水若水を飲まれたという記録があるとのこと。
このあたりでは、有名な名水だそうですよ。

広大な神苑は、社殿を囲むように5つの庭からなっています。
「春の山」「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」と5つの庭で構成されていて
四季折々の植物が植えられています。
中でも桜の季節は「桃山の庭」の紅枝垂桜はとても華やかに咲き誇り、見る人を圧倒します。
今回行ったのは、夏なので神苑には入らず、外からちょこっと写真をとらさせてもらいました。。

ここで耳寄り情報!!
毎年7月1週目には「夏越の祓え(なごしのはらえ)」の一環として愛車の茅の輪くぐりが
行われるそうです。
直径5メートル近い、観光バスも通り抜けられる大きな茅の輪だそうで、自動車やバイクを
運転したまま「茅の輪」をくぐることによってお祓いをすることができます。
今年は終了していますので、来年の7月に近くを通ることがあったら是非立ち寄ってみて下さいね。

城南宮いかがでしたでしょうか?
京都五社めぐり、本日でラストとなりました。

途中、祇園祭などの紹介があり続けてご紹介できませんでしたが、
よろしかったら、他の四社も是非チェックしてみてください。

一社目  【京都五社めぐり】   一社めは「八坂神社」 
二社目  【京都五社めぐり】  二社めは「松尾大社」 
三社目  【京都五社めぐり】  三社めは「平安神宮」
四社目  【京都五社めぐり】  四社めは「賀茂別雷神社」 

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。平沼