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2013 5月15日 葵祭

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2013.05.14

こんにちは平沼です。今週は私がお伝えいたします。
2013年5月15日晴天の中、京都三大祭りのひとつ葵祭が行われました。
葵祭は本来は「賀茂祭」といいますが、室町時代の応仁の乱で中断され、
江戸時代の元禄7(1694)年に再興されて以降「葵祭」と呼ばれるようになったようです。
またわが国の祭の中で最も優美で古趣に富んだ祭として知られています。

平安朝の優美な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、
平安装束の男女・牛車などの総勢500人、全長700メートルの行列が
午前10時30分京都御所を出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社へ向かいます。
こちらは巡行が始まる前の御所の様子です。この日はとても日差しが強く
みなさん暑い中待機されていました。

葵祭では、牛や馬も参加します。こちらは出番を待ったはる牛さんです。
じっとしていてとてもおとなしい牛さんでした。

馬も出番がくるまではこのように待機しています。
じっとしている馬もいれば、うろうろ歩きまわっている馬などいろいろいました。
「ヒヒ~ン」とないている馬までおりました。
こちらの写真は待機中にそそうをしてしまった馬さんです。すみません。。

馬が糞をしたあとはこちらの方が糞を掃除します。
私がいた場所はちょうど4頭ほどの馬がいたのでその馬が糞をするたびに
かなり臭っていました。
臭いを我慢さえすれば、こんな間近で馬が見れる!!てくらい本当近くで見れます。
何回馬と目があったことやら・・。

この道を行列が歩くのですが、見物の人がぞくぞく集まってきます。
遠くから観光バスで来られる方もかなりおられました。
ちなみにトイレは大行列でした。

こちらはスタンバイする外人さんです。
すごい大きさの望遠レンズで本格的です。
ちなみにこの外人さんの周りは、人・人・人だらけです。
日影がないので帽子をかぶらないと熱中症になってしまいます。
日傘は危ないのでみなさん基本とじられています。





10時30分いよいよ巡行が始まりました。
みなさん静かにしずしずと歩いておられます。



平安王朝風の装束はそれぞれの役目にあわせた色とりどりの衣装となっています。
髪型や化粧も平安時代のことを研究し再現したものだといいます。
衣装に注目しながら見るのもいいです。
中には衣装がとても似合っていたかっこいい男性やきれいな女性の方もおられました。

こちらは行列の中でも最も位が高く、天皇陛下からの勅使の
代理を務める近衛使代(このえづかいだい)です。

近衛使代の馬には、銀面がつけられています。
この馬が登場するとまわりはシャッターの嵐でした。


こちらは「花傘」です。風流傘ともいい大きな傘に紺布を張り、
錦の帽額総(もこうふさ)などをかけわたした上には造花が乗っています。
近くでみるとあざやかでとれもきれいです。
葵祭の風流傘は随一の美しさを誇るといわれているそうです。

そしてこちらはメインの葵祭りのヒロイン「斎王代」です。
斎王は本来未婚の皇女で、神に仕えること女性です。
斎王代は十二単を着ますがその重さは本当に重くて、後ろを振り返ることができない
くらいだそうです。

葵祭は、行列に参加する人の装束などにそして牛馬までもが葵の葉で飾るしきたりがあります。
そのため葵祭には約7500本もの双葉葵が使用されているそうです。


こちらは最後尾の藤の花で飾られた牛車(ぎっしゃ)です。
今年の葵祭は御所での撮影となりましたが、毎年場所を変えて色々な所で
見物するのもいいかもしれないですね。
それでは今回も最後までご覧いただき有難うございました。平沼