株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

権太呂 蕎麦畑から

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2013.10.13


こんにちは、中西です。
稔りの秋ですね。
本日はお店でお出ししている「蕎麦」の生育状況をご案内いたします。

蕎麦は、種を蒔いて1週間ほどで発芽します。

順調に育ち、白い花をつけました。

刈り取ってから乾燥させ、唐箕(とうみ)を通して実と藁屑、茎に分けます。
風で吹き飛ばすので、中身が詰まっていない実もここで選別されます。
名前からわかるように中国で開発されたもので、この仕組みはベルトコンベアに応用されています。

しっかり中身が詰まった蕎麦の実の殻を取って、そば粉にします。

こちらは看板準備中
 お店でお出しする「蕎麦」ですから、看板だっておろそかにはできません。

おいしいお蕎麦になるように願って取り付け、ようやく看板完成です。

山すそまで広がる田畑の中で、これが権太呂のものだとわかるようになりました。

向こうに見えるのは板倉山。
この蕎麦畑は、滋賀県高島市の今津町にあります。
今津といえば、「われ~は、う~みのこ」で知られる「琵琶湖周航の歌」の発祥の地です。
スキー場がある箱館山の麓も蕎麦栽培が盛んで「箱館そば」が有名です。
10月、11月はあちこちで蕎麦の白い花が見られます。
東は琵琶湖、西に雪を抱く山々が連なる、自然と共存する地域に権太呂の蕎麦は育っています。
この高島産新蕎麦をお店でお出しできるのは、11月中旬から。
それまでは北海道産の新蕎麦です。
蕎麦が育つまでもうしばらくお待ちくださいね。(中西)