株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

京都検定合格間違いナシ!? ~祇園界隈編 その一~

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2011.05.29

  

こんにちは!梅田です。今回の「旬な京都便り」は、先日スタッフと交わしたこんなやりとりに遡ります。

  「梅田さんはなんの習い事をするの?」

権太呂のスタッフの間では今、習い事がはやっています。絵、ペン習字、着付けなどなど、それぞれの
持ち味や関心のあるジャンルからチョイスしています。

  「そうだ、梅田さんは京都検定受けてみれば?」

という、中西さんのアドバイス(思いつき!?)から、京都検定を受けることになりました。

とはいえ、実は私は数年前に京都検定の2級に合格しておりまして、今回受験するのは「1級」。

合格率の低い1級を受験するということと、数年間のブランクとがありますので、再度勉強をし直す

必要があり、本屋さんでなにかよい本はないかと物色していたところ、こんな本がありました。


 
       歩いて検定 京都学

この本は京都検定の要素を盛り込みながら、京都の街を歩いて観光しようという趣旨の本で、この本で

“楽しく“京都検定の勉強をしようと思います。そこで、今回の「旬な京都便り」は、今週と来週の二度に分けて、

この中にある祇園界隈のコースを巡ってみたいと思います。

祇園界隈編として本で紹介されているコースはこんな感じです。

     祇園 →徒歩すぐ→ 八坂神社 →徒歩3分→ 一力 →徒歩3分→ 

     建仁寺 →徒歩6分→ めやみ地蔵 →徒歩3分→ ゑびす神社 →徒歩5分→ 

     南座 →徒歩3分→ 祇園白川 →徒歩10分→ 八坂神社御旅所 →徒歩3分→ 

     円山応挙宅址

また、それぞれの位置関係はこのようになっています。(バルーンをクリックすると地名が出ます!)


より大きな地図で 京都検定 祇園界隈 を表示


前半となる今回は、「八坂神社~建仁寺」をご案内します。

■□八坂神社


八坂神社というとブログトップの朱色の門(「西楼門」といいます。)のイメージですが、神社の正門は
この「南楼門」にあたります。祇園祭をはじめ、八坂神社の行事はこの門を通ります。


南楼門をくぐると、拝殿とこの本殿が見えてきます。この本殿は徳川将軍家綱が再建したもので、
「祇園造」と言われる独特のスタイルで建てられています。


八坂神社内にある「疫神社」は小さな神社ですが、祇園祭とは切っても切れない神社なんですよ。

この神社を祀っているのは「蘇民将来(そみんしょうらい)」という神様なんですが、八坂神社の神様、
スサノオノミコトとの間にこんな話があります。

  スサノオノミコトが旅をした際に、蘇民将来に一夜の宿を願い出ます。蘇民将来はスサノオノミコトを
  快く受け入れもてなします。それに感じ入ったスサノオノミコトが去り際に、「疫病が流行っても、
  蘇民将来之子孫也と記した茅の輪を腰に下げれば難を逃れることができる。」と告げます。

この故事から、祇園祭で販売されるちまきにはすべて「蘇民将来之子孫也」の文字が入り、また「夏越の祓え」として、
6月30日に茅の輪をくぐる風習が京都に残っています。

■□一力


四条通と花見小路の角に位置するのがお茶屋の「一力」さん。なんでもこの一力さんが有名になったのは
歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」という作品で、赤穂浪士の大石内蔵助が吉良邸討ち入りの本意を隠すために、
わざと酒に酔ったところとして描かれたからなのだそうです。

■□祇園甲部歌舞練場・ギオンコーナー


このギオンコーナーでは、茶道・琴・華道・雅楽・狂言・京舞・文楽といった、日本の伝統芸能を短時間で
観覧でき、日本文化に手軽に触れられることから国内外を問わず人気があります。

< br>ギオンコーナーの中では舞妓さんのかんざしや髪型などが展示されており、「祇園博士!?」にもなれます。

また、祇園を散策していて、こんな建物を見つけました。


なんとここは佐川急便の祇園サービスセンターで、創業の地京都で「京のおもてなしのこころ」を
テーマにして昨年つくられました。佐川急便ってもともと京都だったんですね~、知りませんでした。


自転車は”祇園仕様”。また、スタッフの方も車夫をイメージしたちょっと昔っぽいオリジナル制服でした。

■□建仁寺

ギオンコーナーの向いに位置するのがこの建仁寺。なんでも、禅宗寺院の中ではもっとも古いお寺なんだ
そうです。鎌倉二代将軍、源頼家を開基として1202年に建てられたと言いますから、800年以上!
経ってるわけですね~。


そして、このお寺を開いた栄西(えいさい)というお坊さんが中国から持ち帰ったのが、今や私達の生活に
なくてはならない「お茶」の種。日本各地で布教するかたわら、お茶の文化も広めました。この碑は
栄西の功績をたたえて建仁寺内につくられた”茶碑”です。

ここでちょっと寄り道。。

建仁寺の境内に「摩支利尊天(ましりそんてん)」というお寺があります。ひっそりと建つこのお寺は、
インドの神様、摩利支天を祀っています。この神様の乗り物がなんでも「猪」。という訳で、このお寺は
いたるところ「猪」が主役なんです。


狛犬ならぬ、狛猪なのはもちろん、


カワイイ~~!!実はこれ、「猪のおみくじ」。単に私がいのしし年なので、興味がわいただけかもしれませんが、
このおみくじはとってもキュート!建仁寺に行ったらちょっとだけ足を延ばしてみてくださいね!

来週は祇園界隈を紹介する後編として、「~祇園界隈編 その二~」をお届けします!

最後までご覧頂きましてありがとうございました。