こんにちは、中西です。
今京都で外国人旅行者に一番人気があるのが、伏見稲荷です。
金閣寺や清水寺を抜き、おまけに2年連続日本一。見渡しても半数以上が外国人です。
いつの間にできたのか英語、中国語の案内所があり、英語の問い合わせに答えているところでした。和服の人も見かけましたが、中国・台湾からの旅行者に人気があるそうです。
さて、ここまでは伏見稲荷大社参拝一般コースです。
次にご紹介するのは稲荷山コースです。
地元民の裏コース、竹林を通って山に入ります。
山道ですが、右の写真に轍、車輪の跡が見えます。この細道は山中の茶店にバイクで荷物を運ぶのに使われています。見晴らしのいい「四つ辻」近くには車が通れる道がありますが、やはり参拝コースではなく、通る人はほとんどいません。
少し歩くと参道に合流します。鳥居手前にバイク、鳥居の向こうにもバイクが停めてあります。
現在地は千本鳥居を越えた辺りですが、ここから御産場道を下がっていくことにしました。
この参道沿いには面白い神社がたくさんあります。
毎日新聞社が建てた「毎日稲荷」と「告知(ひろしめ)稲荷」
眼、脳、腰とターゲットが明確です。
祭神も祀る人もなく、廃れた神社。鳥居だけが残っています。
竹の鳥居を見つけ、誘い込まれるように行ってしまいました。
なぜか狛カエル。末廣大神の文字が見えました。(すみません、小さくて)
右の狐はよく見かけるものですが、
左は、なんと子連れ、背中に乗っています。カエルも珍しいのですが子連れも初めて見ました。
そして、大日本大道教の文字。参道には多くの人がいますが、ここに足を運ぶ人はなく、他に人影は見当たりません。
「大日本大道教」の寺院がありました。「道教」だけあって、建物も神像も中国風です。
稲荷山は昔から畏れられる場所で、惹きつけるものがあるのでしょうね。
伏見稲荷大社とは関係のない神社もあり、集合地帯となっていました。
左も大日本大道教のような・・・。右は聖母観音像。
鬼子母神でしょうか?「鬼」の字が違います。右は弓矢八幡宮伏見道場です。
再び稲荷大社の分社を巡ると、荒木神社の境内に縁結びの口入稲荷がありました。
「可愛い!」「家に飾りたい」という人は是非お家に。
夫婦とお供(口入、縁を結ぶ狐?)の3体を家に飾り、願いが成就したらお返しするのだそうです。ここだけでは並びきれなくて、回りをぐるっと取り囲んでいました。かなりの成功率かと思います。
この裏道は御産場(おさんば。御産婆ではありません)道と呼ばれています。
御山詣りの終点で、祈願した願いことが「産まれる場所」ということから多くの人が参拝しています。神の使いである狐が子育てをした穴があるといわれる御産場稲荷は安産祈願でも有名です。
御産道神社を左に曲がると御産道池が見
え、本堂に戻ります。
本日の稲荷山裏道コースはこれにて終了です。
稲荷山巡りは2~3時間、じっくり汗をかくコースですが、ラグビーの伏高がトレーニングしたことでも有名です。
一度チャレンジしてみてください。
本日は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(中西)