みなさま、こんにちは。林です。
4月初めに、富山に行ってきました。
なぜこの時期に富山かというと
ホタルイカ!
ホタルイカの茹でたものはスーパーでも
よく見かけますが、ホタルイカの刺身は
なかなかありません。
この時期、富山では甘くてとろける生のホタルイカを
食べることができます。
ですが、4月初めには、このホタルイカ以上に
もっともっと素敵な魅力が富山にあるんです。
富山の春は、これで始まります。
それは、、、
全日本チンドンコンクール!!
今年でなんと62回目という由緒あるコンクールなのです。
全国から選りすぐりのチンドンマンが集まります。
今年は4月8日~10日に行われました。
これは前夜祭。
いよいよ年に一度のチンドンコンクールの始まりです。
見物の方も大勢。
昨年は桜がちょうど満開でしたが、
今年は前日に雨風が強かったため花びらの絨毯ができていました。
夜桜の下のお花見宴会もチンドンで盛り上げます。
そして、翌日はいよいよチンドンコンクールの予選が始まります。
まずはオープニング記念撮影。
全国から、3人ひと組のチンドンマンが30組集結しました。
九州・大坂・東京・愛知・秋田…チンドン屋さんてこんなにたくさんあるんですね。
圧巻です…
これからあつーい戦いが始まるのです。
予選・本選と2日間の戦いの末、優勝チームが決まります。
舞台の上では、定められた時間内に、それぞれについたスポンサーの広告を
どれだけお客さんに印象的に面白く宣伝できたかを判定されます。
ダジャレ有り、お笑い有り、凝った仕掛け有り…
TVのコマーシャルも
このチンドンからはじまったのではないかと思います。
そして、チンドンコンクールを見たあと富山の街を歩くと、
コンクールで宣伝されていたお店や商品の名前があちこちに見えてきて
つくづく宣伝の力を感じました。
(思わず宣伝されていたお菓子をお土産に買って帰りました。)
そして、こんなに楽しいコンクールだというのに
富山県民会館のコンクール会場は
なんと入場無料という太っ腹。
ただで楽しめるんです。
しかも、2日連続で見に行くとお饅頭までもらえるという…
富山の方のおおらかさ、懐の深さを感じます。
コンクール開催中は、駅や公園、市内あちこちで
チンドンを楽しめるステージが設置されます。
コンクールの結果は、
今年は大阪勢は撃沈で、昨年優勝した東京のチームが
二年連続の優勝でした。ちょっと残念…
最後は出場チームが市内を大パレード。
2日間コンクールを見ていると、
贔屓のチームができて、
そのチームが通ると思わず「○○さーん!!!」と
声をかけてしまいます。
すると必ず笑顔で答えてくれるこの嬉しさ!
そんな身近な存在で、
お客さんを楽しませてくれて、
かつ宣伝効果もあるというチンドン。
わたしは、そんなチンドンの大ファンです。
生の音楽と口上でお客様を魅了できるなんて
テレビでもインターネットでも出来ません。
すばらしい宣伝ツールだと思うのです。
これからもずっとチンドンを追いかけていきたいと
思います。
来年も4月にコンクールが開催されることでしょう。
興味のある方はぜひ富山へお出かけください。
今日も最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました。
(林)