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桜めぐり

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.04.15

 

こんにちは、中西です。
今回は「京都桜めぐり」に出かけた時の様子をご案内します。

私が回ったコースは、千本釈迦堂→平野神社→法金剛院→妙心寺退蔵院の順番です。
皆さんも一緒に行ったつもりでお付き合いくださいね。

<千本釈迦堂>
本堂は応仁の乱でも奇跡的に焼けず残った京都で一番古い木造建築物です。
本堂を建てた大工棟梁・長井高次の妻「阿亀(おかめ)」にまつわる話が残されています。
寸法を間違えた高次に、阿亀がアイデアを出し、無事に本堂を完成させることができましたが、
仕事の完成が妻のお陰となれば棟梁の名折れと、阿亀は自害してしまいます。
阿亀のけなげさを称えて建てられたのが「阿亀塚」で、境内にあります。

阿亀にちなんで名づけられたのが、「阿亀桜」です。
大きな木で、枝は地面に届くくらいの長い枝に花を咲かせています。
桜は花を楽しむものと思っていましたが、この桜は近づくと甘い香りがしました。

写真を撮っていると、立派なカメラを持っている人が「椿がきれいだよ」と声をかけてくれました。

彼が「完璧な美しさ」と言った椿は、これです。

椿と桜の競演

<平野神社>

約50種400本の桜があり、桜の名所として古くから知られています。

平日の昼間にもかかわらず、人、人、人で
桜を見に行っているのか人を見に行っているのかわからなくなるほどです。


桜だけを撮ろうと思うと上向きの写真になりました。
お店も多いので、「花より団子派」も満足できます。

<「法金剛院>

法金剛院は、鳥羽上皇の中宮、待賢門院 藤原璋子が晩年を過ごした所です。
花の寺として知られ、「蓮」が有名ですが、珍しい「黒椿」なども咲いていました。

受付に「仏手柑」があり、「いい香りがするから匂いをかいでみて」と声をかけられました。
甘いいい香りだったので、美味しいのかどうか聞くと、実はほとんどなく食べられないとのこと。
では、皮を活かして「マーマレード」はどうですかと言うと、
受付の人は大乗り気で作ってみるという話になりました。

受付で一通り盛り上がって、足を進めたところにあったのが「待賢門院桜」です。

美貌の待賢門院の名に恥じぬ美しさです。

夏はこの池に蓮が咲きます。

<妙心寺>

日本最大の禅宗寺院で、山内に38カ所にの塔頭寺院が建ち並び、一大寺院群を形成しています。
龍安寺は山外寺院の一つです。

荘厳さと美しさを感じさせる建物が並んでいます。

<退蔵院>

妙心寺山内にある塔頭の中でも屈指の古刹で600年の歴史があります。
(退蔵院、妙心寺ともに応仁の乱で炎上し、再建されたものです。)

枯山水の庭で有名です。

陽の庭

陰の庭

余香苑
昭和の名園として知られています。
空間の見せ方なのでしょうか、壮大さを感じさせる庭園です。
桜が3分咲きなのが惜しまれます。

         

    しだれ桜                           木瓜(ボケ)

桜以外にボケや椿、ユキヤナギなども見頃で、十二分に楽しんだ一日でした。

あちこち回って疲れて家に帰ったら、玄関で我が家の「たぬたぬ」が迎えてくれました。
見ていると、何だかほっとする「たぬたぬ」です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。(中西)