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祇園祭 「宵山、山鉾巡行の楽しみ方」

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.07.12

京都三大祭りのひとつ祇園祭の宵山が14日から始まり、
四条界隈は多くの人で盛り上がっています。
本日は宵々山です!!

今日は、まだまだ間に合う宵山と祇園祭の山鉾巡行の楽しみ方を
京都のお祭りということで、京都弁でお伝えします。


1) 今年は浴衣を着てみはったらいかがでしょうか。

祇園祭の宵山などはたくさんの人で四条界隈はあふれかえっていますが
その中でも、目を引くのは、色とりどりの浴衣姿の人。
若い女性は浴衣を着る時でも髪型や小物に気を配り、おしゃれを楽しんだはります。
最近では若い男性も浴衣を着る人が増え、色々な浴衣姿を眺めるのも祭の面白さの一つですね。

「浴衣なんて何年も着てへんしな~」て方、今年こそ何年もタンスに眠っている浴衣を
ひっぱりだして着てみはったらいかがでしょうか。


2) お祭りには何といっても夜店!! 

ビールにイカ焼き、唐揚・・・と夜店は宵山を大いに盛り上げてくれはります。
毎年たくさんの夜店がでていて、みなさんあちらこちらで食べ歩きしながら、
コンチキチンの音と山鉾を見ながら楽しんだはります。

いろいろな夜店がでますが、京都らしいお店を紹介します!

京都と言えば八橋ですよね。
おたべ「新町店」では、「おたべちゃんアイス」を販売したはります。
祇園祭限定の甘味です。通常のアイスキャンデーが豪華にパワーアップしています。

7/13~17まで 販売してはりますが、17日はなくなり次第終了だそうです。


3) 
厄よけの粽を買って鉾に登ってみましょう。

祇園祭では「粽」と呼ばれる笹で作られたお守りがあります。
各山鉾には「疫病除け」「開運」等の異なった御利益を持った「粽」があり、
山鉾の近くで売られています。
一部の山鉾では、この「粽」を購入するか、入場料を支払うと、山鉾に登る事ができますよ。
この「粽」は、翌年の「宵山」までの1年間、家や職場の戸口の上部に飾っておきます。


4) 山鉾を鑑賞しましょう。

祇園祭の主役と言えば、やっぱり各町内の山や鉾。
それらは中世の欧州や中国、シルクロードから伝えられたじゅんたんやタペストリー、
西陣織等で飾られ、「動く美術館」とも呼ばれています。

山鉾をじっくり見るのはくやっぱり、お昼間が良いでしょう。
お昼間なら人出もそんなに多くはないのでゆっくり鑑賞できます。

夜の歩行者天国が始まると、新町通りや室町通りは人でとても混雑します。
ほんとすごい人です。
でもやっぱり夜見る、山や鉾はとてもきれいですよ。


5) 山鉾巡行では、お稚児にも注目しましょう。

今年のお稚児は福井正賢(まさよし)君(10)です。
こちらの写真は、7月13日に行われた長刀鉾の 「 曳き初め 」 ( ひきぞめ ) 前の
写真です。
「写真1枚とってもいい?」て聞いたら、ポーズをとってくれました。
とても賢そうな子でかわいかったです。

長刀鉾は、唯一生稚児(いきちご)が乗る鉾です。
山鉾巡行では、「しめ縄」の大役があります。
思わず「福井くん頑張ってや~」て心の中で叫んでおりました。

6) しめ縄切りを鑑賞しましょう。



この画像は、麩屋町通りです。
このあたりで注連縄切(しめなわぎり)が行われます。
四条通麩屋町に建てられる斎竹(いみたけ)に張られた注連縄は、
神域への境界を示しています。

長刀鉾に乗った稚児が山鉾巡行当日、注連縄を太刀で切り落とします。
これより先の神域に入ることができ巡行がスタートします。
ここのスポットは間近で稚児を見れるのでとてもおすすめですよ。




今年の宵山、山鉾巡行も盛り上がりそうです。
お祭りに行く人はぜひうちわとゴミ袋持参でお出かけくださいね。

最後までお読みいただき有難うございました。 平沼