こんにちは、中西です。
もうずいぶん前、それが何回目の誕生日だったかも定かではありませんが、
友人から誕生日に万華鏡をプレゼントされました。
それは、子供の頃に見た千代紙を貼った万華鏡とは違って立派で、
覗き込んだ世界も流れるような動きで
キラキラ光っていて、それはそれは美しいものでした。
「プレゼントに万華鏡?」は、「プレゼントに万華鏡!」に変わり、
「大人の万華鏡」って素敵と感じ入りました。
そんな万華鏡を楽しめる場所が、京都万華鏡ミュージアムです。
「万華鏡」という言葉から、昔からあるものかと思っていましたが、
スコットランドの物理学者デイビッド
ブリュースターが1816年に発明したもので、
「カレイドスコープ」という名前で特許を申請しています。
現在は芸術作品として作られており、作家の名入りの万華鏡が展示されています。
年に一度アメリカで世界大会が催されているという話でした。
「投影式万華鏡」とは、覗き込んだ万華鏡の中の様子を壁や天井に映して見るものです。
刻一刻と変わる様子は、二度と同じ形にならないことから、「一期一会」という言葉が使われていました。
「灯台型万華鏡」
丸い窓から覗き込んで見ることができます。
著作権がありますので、写真撮影は禁止されていますが、
権太呂のブログでご紹介したいとお話したところ、展示室の様子のみ撮影の許可を頂きました。
この部屋の天井や壁に投影式万華鏡が映し出されます。
机の上に置かれた万華鏡は、椅子に座ってゆっくり見ることができます。
オルゴール式のものや四季の移り変わりを思わせる物など、コンクール入賞作もあり、
万華鏡に対するイメージが一変します。
<万華鏡を作ってみよう!>
ミュージアムショップには、色々な種類の万華鏡が販売されていました。
手作りキットもドライタイプ、オイルタイプがあり、オイルタイプには二等辺三角形、正三角形がありました。
二等辺三角形は鏡2枚、正三角形は鏡3枚です。
迷わず難易度の高い正三角形を購入しました。
これは制作途中で、コピー用紙を見たときの様子です。
付属のビーズを入れるのですが、机の周りにあったネジも入れてみました。
混沌としていてネジの姿は見当たりません。
くるくる回るに従って、姿を変えていきます。
しばしお楽しみを
筒に絵を描いて、オリジナル「万華鏡」の出来上がりです。
円柱に絵を描くのは思った以上に難しく、ふと思い浮かんだのが小川未明の「赤いろうそくと人魚」の話。人魚の娘がろうそくに絵を描くのは、かなり大変だったのでは。
自作万華鏡の場合は、シールを貼ってもいいかもしれません。
難易度の高い正三角形で、約30分で完成します。
四角形、六角形などで作って、見え方の違いを調べてみるのも面白そうです。
夏休みの自由研究にもいいかもしれませんね。(中西)