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五山送り火、完全制覇?

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.08.19

こんにちは、中西です。
京都では、8月16日(木)に五山送り火が行われました。
その送り火を全部見ようとスタッフ杉山が思い立ち、市内をバイクで駆け抜けました。
彼女の送り火完全制覇を報告します。

送り火は大文字8時、妙&法8時10分、船形&左大文字8時15分、鳥居8時20分に点火です。
間に合うか杉山・・・

まずは「大」
よく見える場所を探すコツは、人の集まっているところに行くこと。
近所の人が集まっている所が穴場です。
点火10分前からスタンバイ。

次は「法」。高野橋から。
私が最初にいた河合橋の上流に御蔭橋があり、その上流に蓼倉橋、そして高野橋があります。

こちらは「妙」
次に向かったのが「船形」
北大路橋の上から大きく見えたのですが、人が多くバイクを止めるポイントも見つからず・・・

すぐに左大文字が見えて、ここから道路は大渋滞。
何しろ時間との闘いですから、「船」は瞳に焼き付け、
左大文字は、信号待ちで振り返って撮影という状況です。

一番の難関の鳥居です。
離れた場所にある上に、鳥居の正面の道は一方通行で、鳥居を背に走らなければなりません。
交通規制もあちこちで行われていますが、何とか間に合い、撮影も成功です。
ここで8時48分、走行距離約20キロということでした。

さて、杉山が市内を駆け抜けている間、私は出町柳にいました。
大文字が正面に見える場所として有名です。
大文字を出町辺りで見るのは小学生の時以来ですが、えらいことになっていました。
2つの川が合流する鴨川デルタは見たことがないくらいビッシリ人で埋まっていました。
橋の上も立ち止まらないようひっきりなしにアナウンスが流れます。

出町柳 河合橋北西から見た様子
次に上流の御蔭橋に向かいます。
自転車で走って行く学生を何人も見かけました。
自転車なら「妙」「法」を見ることができるでしょう。

御蔭橋から。
この御蔭橋からは「大」と「法」が見えます。
身動きのとれない出町柳よりもこちらの場所をオススメします。

そして、これが杉山がまぶた裏に焼き付けたという船形です。
煙まで写るぐらい近くで撮ったということでした。(竹内談)

8月16日の送り火が終わると、ほっとします。
毎年8月9日に六道珍皇寺に「お精霊(おしょうらい)さん」をお迎えに行き、
お送りする日までの1週間、お供えの料理作りが結構大変です。
野菜の煮物を朝夕数種類、早く起きるのは勿論のこと、食材の買い出しも必要です。
また16日は「お精霊さんは早よ出やはるから」といつも以上に早く起きなければいけません。
私の中では、送り火=解放、夏もいよいよ終わるのだとしみじみ思います。

今回はスタッフ杉山奮闘の様子をご報告いたしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。(中西)