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名水が湧く「錦の天神さん」 錦天満宮

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.09.05

今回は名水が湧く「錦の天神さん」と親しまれる錦天満宮をご紹介します。

錦天満宮は京都有数の繁華街である京極通りも交わっていて、
多くの人で賑わっているところにあります。

桃山時代に豊臣秀吉の都市計画にかかり、天正年間に現在地に移ってからずっと
この地に御鎮座しています。京都の錦市場を中心に厚く信仰されていて、
学問の神様・菅原道真を祀る神社で“錦の天神さん”の名前で愛称があります。
京都市のど真ん中にあり、京都市の繁華街にあたる新京極・寺町京極・錦市場を
つなぐ神社ともいえます。
経済流通 が活発な近代的繁華街に、伝統的・精神文化的な神社が調和共存する
好例として、全国にその名を知られているそうです。
「知恵・学問・商売繁盛の神様」「招福・厄除け・災難除けの神様」としてご利益があります。

錦天満宮境内の井戸からは、京の名水のひとつに数えられる錦の水が湧き出しています。
この辺りは砂利層で、良質の水が湧く地域で、“京の台所”と呼ばれる錦市場もやはり水質が
いいのが発展の要素のひとつでした。
まろやかな名水のおいしさをちょっと味わってみてはいかがでしょうか?
でもそのままでは飲めませんので、必ず沸騰してからお飲みください。と
注意書きがされています。

錦天神の石の鳥居です。こちら、この鳥居の上部が左右の建物の中にめり込んでいます。
学問の神様の鳥居だけあって、一部では「この鳥居の刺さった建物にある理髪店で散髪する
と合格祈願になる」などという噂があるとかないとか・・・・。真偽のほどは不明ですが。

こちらは境内の一角にある、天神の使いとされる牛です。
牛の頭を撫で、その手で自分の頭を触ると知恵が授かるといいます。
錦市場で新鮮な鯛一匹を買い求め、供えて祈願すると必ず合格するという言い伝えも
あるそうです・・・。
みんながさわるのでピカピカに光っています。

こちらは狛犬です。こちらも少し光っているところがあるので、
狛犬の頭を撫でておられる方がたくさんいるのでしょうか。

境内には、おもしろいからくりおみくじがあります。
こちらは、招福厄除け獅子舞おみくじです。
人が近づくと「神楽 かぐら」が鳴り出し、獅子が舞い始めます。
本当によく出来てるからくり人形で、クネクネと首を振って舞います。
みているだけでも楽しいですよ。

こちらは、錦天満宮の由来などが、かみしばいでわかる
かみしばいロボットです。

本堂の横の隙間を入ると、他にもお社がありますよ。

こちらは大願梅。
お守りの形がかわいいので思わず写真をとりました。
おまもりの中の紙にお願い事をしお願い事をするお守りで
こちらの大願梅の樹に奉納すれば年末に焚き上げしていただけます。
もちろんもってかえることもできますよ。

ちょっとここで京の台所と言われる錦市場をご紹介
約400年前に開設され、江戸時代に本格的な市場として発展したそうです。
寺町から大宮まで続く市場の通りには約120店舗が賑わい、
鮮魚から小物に至るまで歩いているだけでもとっても楽しいです。
年末には大勢買い物する人で、あふれかえってぎゅうぎゅう状態です。
最近では、錦市場にあるお店で色々食べ歩きができるようになっています。
まぐろの串焼きや玉子焼き、チョコレートコロッケなどなど。

めずらしくておいしいものもたくさんあるので錦天満宮の参道にもあたるので
お参りした後は、市場で食べ歩きやおみやげ探しをしてみてはいかがでしょうか?

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。平沼