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紅葉レポート-錦模様の嵐山

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2012.11.25

 

こんにちは、中西です。
今年は急激に冷え込み、一気に冬の気候へと移行しています。
そのせいか、例年よりも7日~10日くらい早く紅葉の見ごろとなりました。。
10年に一度の美しさと評判の紅葉の様子を写真でご紹介します。

まず、自宅を出て目指したのは、近所にある「東福寺」です。
大変な人出で、東福寺を出て駅に向かう人の中に飲み込まれてしまいました。

「東福寺モミジ多すぎ」「そう、赤過ぎるね」という会話が耳に飛び込んできました。
初めて聞く感想です。

「赤過ぎ」と言う感想の東福寺

場面変わってこちらは嵐山、天龍寺の枯れた蓮池と紅葉
天龍寺も見ごろでした。

宝厳院の獅子吠(ししく)の庭
新緑の頃に訪れ、秋を楽しみにしていました。
嵐山を借景にし、色とりどりの錦模様が織り出されています。

この大きな岩が「獅子岩」です。角度によって獅子の形に見えます。
他の紅葉の写真と比べてみてください。獅子岩があることによって、場面が引き締まります。
圧倒的な存在感は、周りがどんなに妍を競っても主役は獅子岩だということを示しています。

前回は夕立にあったのですが、今回は小雨がぱらつく時雨模様となりました。

前回ご紹介したページはこちらです。
http://kyoto.blog-gontaro.com/?eid=3702

門を出て出口に向かう所で、格子の中の模様が気になりました。

のぞいて見たら、こんなに色鮮やかでした。

竹林の路
この道をまっすぐ進んで大河内山荘に向かいます。

大河内山荘の入口付近

時代劇の名優大河内傳次郎が30年の歳月をかけて、コツコツと創り上げた庭園です。

大河内氏が求めた消えることのない「美」の世界をお楽しみください。

以前テレビでカナダの大自然の紅葉を見たことがあります。
雄大な自然に真赤に色づいた木々、そしてどこまでも続く赤。

それは見事な光景ですが、このような多種多様な色づきを見ると
色々あってこそお互いが引き立って美しいのだと思います。
「東福寺赤過ぎ」と言った人もそれを言いたかったのかもしれません。

前を歩いていた人が「色気のない柿やなー」とつぶやいていました。
「柿に色気って言われても・・・」と思ったのですが、見て納得です。
もう少し赤ければ見栄えがしたかもしれない「惜しい柿」でした。

広大な庭園(6千坪)には起伏があり、結構歩きます。
トレーニングコースかと思うくらいですが、登り切った所に嵐山が見えます。
反対側は、比叡山や大文字や京都タワーまで見えていましたよ。

入山料は1,000円ですが、お抹茶、お菓子付きで普通の庭園がいくつかすっぽり収まる広さです。1,000円は高いけど、高くないと思いました。

大河内山荘を出て、亀山公園に向かうと周恩来氏の碑があります。
日本留学から帰国する際に詠んだ詩が刻まれています。

公園内もきれいに色づいていました。

保津川べりで結婚式?
周りに祝福している人の姿がなく、カメラマンだけだったので撮影中のようでした。

平日の嵐山ですが、紅葉の見ごろとあって多くの人が訪れていました。
宝厳院も受付で少し並んだくらいです。

宝厳院、大河内山荘どちらも期待を裏切らない所です。機会があればお訪ねくださいね。
本日は最後までお読み頂き、ありがとうございました。(中西)