こんにちは、中西です。
本日ご案内するのは、伏見稲荷大社の本宮祭(もとみやさい)です。
JR京都駅から奈良線で2駅、下りればすぐ表参道に出ます。
本宮踊りが奉納されていました。
聞こえてきたのは「お富さん」の歌。次に江州音頭が流れてきました。
子供の頃から盆踊りといえば「江州音頭」で、懐かしさを覚えます。
東京は「東京音頭」、大阪は「河内音頭」がありますが、京都や近畿地方では「江州音頭」が多いんですよ。
盆踊りの曲について平沼に尋ねたのですが、「盆踊り行ったことがないので・・・」という返事で、宮城出身の門脇は海が近いこともあり、「大漁音頭」だそうです。
日本画奉納
これらの作品は、年ごとに分け、宝物殿で管理されています。
これはビックリ、日本画の大家の作品が並んでいます。
暗くて名前が見えませんが、右から池田道夫先生、山﨑隆夫先生、中路融人先生と続きます。拝殿の回りに大家の作品が並ぶようです。
私が日本画を習っている中西玉蘊先生の作品(真ん中)も見つけました。
400点余りの中から探すのは結構時間がかかります。
お神楽の舞台もこの日は日本画灯篭の展示場になります。
明かりが灯る境内の様子
昼間の喧騒がうそのような静けさで、幻想的な光景が広がります。
外国人に一番人気の千本鳥居。
浴衣姿に狐のお面をかぶった人が通り過ぎ、ちょっとドキッとしました。
千本鳥居を通り抜けると、奥宮です。
思い思いの表情を描きこんだ狐の絵馬が並びます。
JRを降りたところが表参道ですが、京阪電車を降りて進んだところがこちらの裏参道
鳥居の下の「第2位」の文字がわかりますか?
外国人がお薦めする日本の観光地第2位に選ばれました。
1位から5位は下記のようになります。
1位 原爆ドーム
2位 伏見稲荷
3位 東大寺
4位 金閣寺
5位 厳島神社
鮮やかな朱色の鳥居がお山全体で1万基にも及びます。
その色彩と他では見られない光景が、外国人の心をとらえているようです。
参道には、いなりずしや鯖寿司、焼き鳥の店が並びます。
焼き鳥といっても鶏肉ではありません。
「うずらの焼き鳥」、「すずめの焼き鳥」(右の小さな方)が有名です。
参道にある神具店
神棚や神具を取り揃えているだけではありません。
工場の敷地や屋上にある稲荷大社の分霊を祀る外祭宮や神殿の工事も請け負っています。
ここにあって神具で揃わないものはないと言って過言ではないかもしれません。
いかがでしたか、夜の伏見稲荷は。
幻想的な光景と日本画に出合えます。
本宮祭は、毎年土用の日曜(又は祭日)に行われています。(中西)