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あちこち散歩12 八坂通り~摩利支尊天堂

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2013.12.15

本日はあちこち散歩12をお伝え致します。
今日は前回に引き続き八坂通り付近を散歩しました。

「安井金毘羅宮」は八坂通りのすぐ近くにあります。
ここは悪縁を切り、良縁を結ぶことでもおなじみのところで
多くの片がお参りに訪れます。
この碑はたくさんの願いを込められたお札が貼られた碑です。
この碑に貼りつけられるお札は、社務所でいただきこちらにお願い事を
書いて貼り付けてから碑をくぐるのです。
良縁を呼ぶためには、まず悪縁を断ち切ることが肝心とのことから、
願い事が書かれた形代(かたしろ)が貼られた真ん中の穴を手前からくぐり悪縁を切り、
向こう側からくぐって戻り良縁を結びます。

この写真は今年の2月に撮影したものですが、
上の画像と違い、たくさんのお札の数で、パンパン状態です。
貼るのにも一苦労しそうなくらい大変です。
このお札は3年前に一度雨などでお札が
碑からずれおちて全部はがされたことがあるそうですが、
それ以来貼られたお札は3年間の蓄積たとのこと。
はがす予定はないとのことでしたが・・・

今回お邪魔したとにきは、碑が小さくなりお札の数が減っていたので
びっくりしました!!
きっとたくさんのお札の重みでずれ落ちたみたいです。
それだけお参りにくる人が絶えない人気スポットです。

本殿も今年きれいになりましたので、ますますお参りの方の数が増えそうです。

「安井金毘羅宮」をお参り後、法観寺を背に八坂通りを下りてきました。
この辺りは、京都の名店(料亭)などが並ぶところです。
夜は情緒があって雰囲気がとても良いところです。

建仁寺も近くにあります。

こちらは摩利支尊天堂です。
ここは建仁寺寺域にあり、禅居庵(非公開)の一部ですが、
八坂通・大和大路から自由に入れます。
1333年に建仁寺第23世の清拙正澄(せいせつしょうちょう)禅師に
より創建されました。
堂宇は天文の兵火で焼かれ、同16年(1547年)織田信長の父、
信秀が再建をし、近年では明治8年、平成7年に屋根部分の大改修が加えられ
今日に至っています。
京都府指定文化財に認定されています。
実はここ、日本三大摩利支天のひとつで。この摩利支尊天堂、
金沢の宝泉寺とそして、この東京の徳大寺があります。

京都の中では「護王神社」「本法寺」にも摩利支天があります。

摩利支尊天はもともとは、三つの顔と六本の腕を持ち、頭には宝冠、
身には甲冑を着け、七頭の猪に乗っているインドのインドの神様で
陽炎を神格化したものだそうです。
いっさいの災難を防いで身を隠す術が得られるといわれ、
ここ一番というときに運を開き、その人の本来持っている能力を発揮させてくれる。
「開運・勝利」の御利益があるとのこと。




尊天の使いとして、境内にはあちこちで神の使いの狛イノシシがいます。
イノシシ年の人は要チェックですね。
地元の人や花街の人もたくさんお参りに訪れる場所なので
お近くをお通りの時は是非お参りしてみてください。
本日は最後までご覧いただき有難うございした。(平沼)