株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

年末年始 京の台所「錦市場」

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2013.12.22

こんにちは平沼です。
今年最後の中西・平沼のスタッフブログとなりました。
年内最後のブログは、京の台所「錦市場」をお届けします。

錦市場のお店では、年末の食材が並びすっかりお正月ムードとなって
きました。
28日~31日までは錦市場を多くの人でお正月の食材などを求めて
多くの人で賑わいます。特に30日、31日は人の多さで
ぎゅうぎゅう状態になります。

錦市場では毎年年末になるとお正月用の品物がたくさん販売されます。
こちらは縁起物の葉っぱつきのみかんです。
実はしめ縄や鏡餅で用いられる柑橘類は「蜜柑(みかん)」ではなく
「橙(だいだい)」といいます。
木から落ちずに実が大きく育つことにあやかって
「代々家が絶えることなく繁昌しますように」
という意味が込められているそうです。

こちらは鏡餅です。、つきたてのお餅。

鏡餅を飾るのは、飾り始めの日として最も良いとされているのは28日
からと言われがあるそうです。これは8という数字は末広がりのある数字
として昔から好まれてきた数字なのでこの日から飾られる方も多いそうです。



市場の中ではおせち料理用に使う食材がたくさん販売されています。
なかなか自分では難しい・・・という方は、
すでに飾りになっている食材を使うのもいいですね。

おせち料理にそのまま使える一品もたくさんそろいます。
定番のごまめは、昔は田畑の肥料にし作物を肥やしていたところから、
五穀豊穣を願う縁起物として。
鱈のうま煮は、鱈腹というように豊かな生活が送れるようにと
願う縁起物。とおめでたい一品がたくさんです。

こちらはりゅうひ巻です。
酢でしめた白身魚を求肥昆布で巻いています。
あちらこちらのお店で販売されていますが、
1本2000円以上と、結構お高いですがおせち料理には定番の一品です。

こちらもお正月料理にはかかせない黒豆です。
年中まめまめしく、健康に暮らせますようにという語呂合わせから、
無病息災の縁起物とされています。



お花屋さんではお正月用のお花でいっぱいです。

南天は難を転じて福となすというのに通じて、
古くから「悪魔降伏の木」「不浄汚れを払う」とされてきました。
古い住宅のほとんどの庭に必ず植えられてきました。
縁起物です。
ちなみに庭ではありませんが、私の家にもございます。
 


こんなカラフルなかわいい飾りのおもちもありました。


お正月ムードは錦市場の中だけではなく、
町のあちらこちらでも感じられます。
四条通りのアーケードにはこんなかわいい飾りつけがされています。

いよいよ今年もあと残りわずかになりました。
今年も一年スタッフブログをご覧いただき有難うございました。
来年は午年です!!。午がかけるように、スタッフブログも京都の情報を
駆け足でたくさんお伝えできればと思います。
それでは皆様、来年もどうぞ宜しくお願い致します。
2014年もどうぞよいお年をお迎えくださいませ。
中西 幸子&平沼 繭美