みなさま、こんにちは!権太呂の林です。
先週は伊賀焼の土楽さんをご紹介しましたが、
引き続き、信楽の小川顕三さんの陶房を訪ねました。
様々な陶房が立ち並ぶ通りの奥に、小川さんの陶房があります。
小川さんの仕事場です。前の壁にはこんな言葉が…
わたしがカメラであちこち撮っているのを見て、
小川さんが「じゃあひとつ作ってみようか」とろくろを回してくれました。
とても気さくな方で、この後ろ姿からも笑顔が見えます。
どんどん出来上がってゆきます。
焼きあがると少し縮むので、焼き上がりの大きさを考えて大きめに作ります。
手の温かみが伝わってきます。
ギャラリーを見せてもらいに、裏の建物に移動。
この建物では宿泊しながら陶芸体験も出来る「しがらき顕三陶芸倶楽部」を開設、
また2階ギャラリーでは作品の展示、販売もされています。
2階にはキッチンがあって、宿泊者はこの景色を見ながら、食事やお茶を楽しめます。
紅葉の頃は更に素敵だそうですよ。
そしてなんと、小川さんの陶房でつくられた
陶器が使い放題!!!
自分で料理して、好きな器を選んで盛りつけができるんです。
料理と器をたっぷり味わえます。
「来て、見て、触って、感じて、持ち帰る。」
と、陶房の紹介に書かれていましたが
ここへ来るとその通りに体験できます。
お風呂からも信楽の山の景色が。
またまた、魅力の器が並ぶギャラリー。
きっとお皿に盛ったお料理がおいしくなることでしょうね…
権太呂スタッフが選んだこの一品。
小川顕三さんによると、四昼夜15分ごとに薪をくべ続け
焼き上げたものに更に釉薬をかけて焼いたものだそうです。
手で包み込みたくなるようなあたたかいフォルムです。
小川顕三さんの手。親指の爪を伸ばしているのは、
爪を使ってお椀の口が触れる部分に少し坂をつけて、
口当たりを良くするためだそうです。
すてきな手です。
ほんとうに、ここでこの信楽の空気を吸って、
宿泊してろくろをまわしてみたくなりました。
もの創りの現場を見せていただくと、
わくわくします。
みなさまも是非、来て、見て、触って、感じて
持ち帰ってみてください!
本日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。(林)