株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

器の旅その2~小川顕三陶房を訪ねて

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2014.03.23

みなさま、こんにちは!権太呂の林です。
 
先週は伊賀焼の土楽さんをご紹介しましたが、
引き続き、信楽の小川顕三さんの陶房を訪ねました。

 

様々な陶房が立ち並ぶ通りの奥に、小川さんの陶房があります。


小川さんの仕事場です。前の壁にはこんな言葉が…
 

わたしがカメラであちこち撮っているのを見て、
小川さんが「じゃあひとつ作ってみようか」とろくろを回してくれました。
とても気さくな方で、この後ろ姿からも笑顔が見えます。

 

どんどん出来上がってゆきます。
焼きあがると少し縮むので、焼き上がりの大きさを考えて大きめに作ります。


 手の温かみが伝わってきます。
   
ギャラリーを見せてもらいに、裏の建物に移動。
 

この建物では宿泊しながら陶芸体験も出来る「しがらき顕三陶芸倶楽部」を開設、
また2階ギャラリーでは作品の展示、販売もされています。

 
2階にはキッチンがあって、宿泊者はこの景色を見ながら、食事やお茶を楽しめます。
紅葉の頃は更に素敵だそうですよ。
 


 
そしてなんと、小川さんの陶房でつくられた
陶器が使い放題!!!
自分で料理して、好きな器を選んで盛りつけができるんです。
料理と器をたっぷり味わえます。
 
「来て、見て、触って、感じて、持ち帰る。」
 
と、陶房の紹介に書かれていましたが
ここへ来るとその通りに体験できます。

 
 
お風呂からも信楽の山の景色が。
 
    
 またまた、魅力の器が並ぶギャラリー。
きっとお皿に盛ったお料理がおいしくなることでしょうね…


 

権太呂スタッフが選んだこの一品。
小川顕三さんによると、四昼夜15分ごとに薪をくべ続け
焼き上げたものに更に釉薬をかけて焼いたものだそうです。

手で包み込みたくなるようなあたたかいフォルムです。


小川顕三さんの手。親指の爪を伸ばしているのは、
爪を使ってお椀の口が触れる部分に少し坂をつけて、
口当たりを良くするためだそうです。
すてきな手です。
 
ほんとうに、ここでこの信楽の空気を吸って、
宿泊してろくろをまわしてみたくなりました。
 
もの創りの現場を見せていただくと、
わくわくします。
 
みなさまも是非、来て、見て、触って、感じて
持ち帰ってみてください!
 
本日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。(林)