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権太呂ブログ

吉田山 登山?!

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2014.08.03

今週は、夏真っ盛りのHOTな(?)京都からお伝えします!
愛車の赤い弾丸「流星号Ⅱ」(ただのママチャリです)に乗って
私の大好きなカフェに行ってきました。
ところがこのカフェ、簡単にはたどり着けないのです。。。
まずは鴨川を横切ります。
朝早い時間帯はランニングやサイクリング、釣りをしてる人も見かけるのですが
ちょうどお昼前の暑い時間帯はさすがに人もまばらです。

東大路通りをどんどん北上して、百万遍までやってきました。
ここから今出川通りを東に向かいます。
学生さんが多い為かラーメン屋さんやカレー屋さんがよく目につきます。
そろそろ吉田山に近づいてきました。
大きなお地蔵さんが鎮座しておられます。
家の近所でもお地蔵さんは見かけますが、こんな大きなお地蔵さんはあまり
見かけません。

吉田神社の入り口に到着です!
スポーツドリンクの500mlペットボトルを一気飲みです。

汗もひかぬうちに、登山(?)です。

一歩入ると、一気に景色が変わります。別世界にきたようです。
ほんの数メートル離れると、車がぶんぶん走ってる道路があるとは思えないほど。
ひんやり涼しい空気を期待しましたが、そこは山とは言い難い丘のような吉田山、
ひんやり感はありません。
標高105m、西側斜面は吉田神社の境内です。古くは神楽岡(かぐらおか)と呼ばれてました。

一応道はあるので歩きやすいです。
それでも普段は自転車に乗る以外、運動を全くしないので、この程度の傾斜でもハーハー息が切れます。
実質は5分程だったと思いますが、かなり長く感じました。
山頂休憩広場に到着です。

見てください!

絶景ポイントです。東山如意ヶ嶽「大文字」。

方角がわかるようになっています。

五山の送り火の時に来たら、きっと見物の人でいっぱいなんでしょうね。
今日は人っ子一人いませんでしたが、緑がとても目に気持ちいいです。

また山の中に戻り、しばらく進むとこんな石の並んでる所に来ます。

何かお分かりですか?

五山の送り火を鑑賞できるように、椅子になってるんですね。
この場所からも、とてもよく見えます。

山道をまたずんずん歩いていきます。5分もかからずに、山の中にこんな素敵な建物が見えてきます。
初めてここに来た時は、偶然見つけたので本当に驚きました。
旅館?山の家?
実はここが私の好きなカフェ「茂庵(もあん)」です。
茂庵に来る方法は何通りかあるのですが、今日は山の中を通って来ました。


お店の前には香取せんこうと椅子が。
蚊がめちゃくちゃたくさんいるので刺されやすい人は特に注意が必要です。
お店の中にも虫除けスプレーが置いてあります。

店内は、西側を向いたカウンター席と、東側と真ん中にテーブル席が並んでいます。
今日は西側のカウンター席に座ります。
西側の席からは、左大文字、船山、愛宕山等京都の西山が一望できます。
木のぬくもりのある落ち着ける空間です。
初めて来たのは冬だったのですが、何時間でもぼーっとしてたくなるような
素敵な空間です。

月替わりのランチセット(薬味たっぷりそうめん、カレイの利休焼き、南瓜とピーマンの煮物)
を頼もうと思ったらすでに売り切れだったのでピタパンセットを頼みました。
具材は4種類から2種類選べます。
「トマトとモツァレラチーズ」「茄子とズッキーニとベーコン」
オーソドックスな2種類をチョイス。

紫いものスープ。ガーリックがきいておいしいです。

お豆さんが入ったピクルス。

お抹茶と干菓子のセットです。
こんな可愛い形の干菓子で、少しずつ味も違ってソーダ味と梅味の金平糖もありました。
使われてる器もとても可愛いです。
お店で使われてる器類や雑貨の販売コーナーもあります。

今回は山道を通ってきましたが、もっと簡単に辿り着ける道もあります。
神楽岡通りから行く方法です。


こんな先に、カフェがあるとは思えないような所を入って行きます。

山の中のざっくりした地図です。

せっかくここまで来たので、節分祭で有名な吉田神社にも寄りました。
吉田神社は貞観元年(西暦859年)平安京の守護神として創建。
料理の神様が祀られている「山蔭神社」、お菓子の神様が祀られている「菓祖神社」
境内には、様々なご信仰のお社があります。
若宮社に登る階段の横には、「さざれ石」と「神鹿」があります。
さざれ石とはもともと小さな石の意味ですが、長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や
水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化したものも指します。
そのように小さな石が長い年月をかけて少しずつ大きくなっていく様を国家が繁栄する様になぞらえているのが
君が代の歌だそうです。

その横には「神鹿」があります。
神様が白鹿に乗って奈良の地にいらしたことから、春日大社は鹿が神の使いとされています
そして、吉田神社も春日大社から春日神がいらした時、鹿に乗ってこられたといわれています。
50年程前には吉田神社にも鹿が暮らしていたそうです。当時暮らしていた所に像がたてられています。


サイクリングと登山と、お参りとランチをめいっぱい楽しんだ休日でした。
今日も明日も明後日も・・・元気に「流星号Ⅱ」で飛び回ります。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。(西垣)