こんにちは、中西です。
先日権太呂スタッフは、香り高い柚子を味わうために水尾に行ってきました。
水尾は京都では柚子の里として知られています。
柚子栽培発祥の地といわれ、厳しい寒さときれいな水・空気が育てた柚子は
温暖な地域の柚子よりも香りが高く、奥深いと言われています。
また京都市内に残る数少ない秘境の一つでもあります。昨年の雲ヶ畑に続いての秘境です。
柚子の収穫期に合わせ10月~4月にかけて、水尾の各民家で柚子風呂と鶏鍋でもてなしを受けることができます。(要予約)
鶏鍋は2種類、すき焼きと水炊きがあり、どちらも食べてみたい!
ということで2種類をお願いし、すき焼きチームと水炊きチームはくじ引きで決めました。
すき焼きチーム
鶏肉は1羽をさばくので、もも肉だけでなく、むね、せせり、肝など様々な部位が入ります。
注文単位は「何羽」、この量は1羽より少なめということでした。
椎茸は原木栽培、お豆腐・焼き豆腐は嵯峨野の森嘉さん製、自慢の野菜はお父さんの手作りです。
すき焼きは大根おろしに柚子を絞り入れ、あっさりいただきます。
たまごをからめる一般的な食べ方もあり、2種類を楽しめます。
大根おろしにゆずが良く合い、おとうさんのネギが美味しい!!!
ちなみに私はすき焼きチームでした。
水炊きチーム
骨付き肉はボリュームたっぷりで、具材にゆず餅が入ります。
隣の席は調理場男性チームで、鶏鍋続いて野菜鍋という食べ方でした。
分けてもらおうと思ったときには野菜鍋で、別の水炊きチームまで遠征に行きました。
こちらは自家製ポン酢にさらに柚子をしぼり入れ、柚子まみれでいただきます。
窓からは元気に育つ野菜が見えていました。
柚子風呂はこちらです。右の写真の柚子をこれからお風呂に浮かべます。
窓の外には黄色い柚子。
一度に5人くらい入れるそうですが、今回は希望者のみ入浴。
ぽかぽかして気持ち良かったそうです。
今回お世話になったのが写真のお家の「丸源」さんです。
「ああ、おうどんの権太呂さん!」「また寄せてもらいます」と声をかけていただきました。
山間の里に柚子や柿が実る光景は、どこか懐かしさを覚えます。
お土産に無農薬の柚子とお母さん手作りの柚子皮砂糖煮を買って帰りました。
最初に出していただいたこのお菓子と最後の柚子ゼリー、どちらもとても美味しく、売り切れ直前でした。
さて、この水尾への行き方ですが、JR山陰線の保津峡駅で降ります。
一見普通のホームのようですが、実は右のように橋の上にあります。
夕日待ちか、保津川下り待ちでしょうか、カメラを構えた人たちがいました。
ホームを下りると有刺鉄線。
何のために?と不思議に思ったのですが看板で納得。
確かに下りてみたくなる美しさです。山々では紅葉も進んでいました。
駅の周りに人家はなく、水尾までは4キロ約1時間、川下の奥嵯峨鳥居本方面へも約1時間、
電車を降りれば大自然、秘境駅と言われるのにも納得です。
JR保津峡駅から水尾までをつなぐ水尾自治会バスは1日5便
行ってみたいと思われた方は、バス時刻表の確認をお忘れなく。
丸源さんで美味しいものと温かいおもてなしを頂き、笑顔で帰ってきました。
私達も権太呂に注文して下さった皆様に美味しいものをお届けして
笑顔で過ごしていただきたいと考えています。
冷え込んできましたが、温かいお出汁でほっと一息いれて、明日の元気につなげたいですね。
本日は最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(中西)