こんにちは、中西です。
本日ご紹介するのは「折鶴会館」です。
「折鶴会館」と聞いて、色々な折鶴を展示してある建物を思い浮かべるかもしれません。
しかし、写真はどう見ても夜。実は京都三大ディープスポットの1つなんです。
リド飲食街(http://kyoto.blog-gontaro.com/?eid=3822)、四富会館(http://kyoto.blog-gontaro.com/?eid=3855)は以前にご紹介していますが、ここが3か所目の「折鶴会館」。
他の2か所は京都駅、四条近辺と行きやすい場所だったので、立地から考えるとここは最深部、一番ディープかもしれません。
またお店の種類も焼き鳥・おでんやカラオケスナック等でリド・四富より一層昭和色を強く感じます。
阪急西院駅裏の飲み屋さん街にあります。
折鶴会館の中は、通路の両脇にお店がこんなふうに並んでいます。
今回行ったのは「才」で、一番大きな店です。
焼き鳥と本日のおススメ「蛸天」。お酒は常温で
お客さんが入れ替わり立ち代わり訪れる人気店ですが、立ち飲みです。
番外編は、鳥専門店の「山本」
ここの店が昨年来不思議なことになっていました。
休業が続いていて再開したら、メニューがなんだか可愛い文字や絵に代わっていました。
一体どうしたのか話を聞くと、大将が病気入院でようやく退院したんだとか。
病み上がりで長く仕事もできないし、お店をたたもうとしたところ
お客さんの女の子たちが「私たちが手伝うからやめないで」と看板も用意しました。
彼女たちはこのお店がなくなるのは嫌だからと仕事が終わってから交代で(3人)店番をし、年末を乗り切ったとか。それも無給で!
徐々に体力を回復した大将が今はお店を切り盛りしています。
「とりわさ」と「うすづくり」
大将はあの子たちがいなかったら続けられなかったと感謝していますが、
私もこの店の鶏が食べられなくなるのは悲しいので、彼女たちに感謝です。
背ぎもの「きも煮」(左)
食べ始めて「あーっ」と大きな声を出してしました。
写真を撮るつもりがすっかり忘れて食べ始めていました。
隣の席の女の人が「これまだお箸をつけてないから」と写真用に貸してくれたのが左の写真です。
実はこの後も「しまった、また食べてしまった!」が、何度かありました。
いかにも美味しそうな様子と香ばしい匂いに学習能力がどこかへ吹っ飛んでいたのでした。
愛されている大将
若さの秘訣はと尋ねると「鶏を食べること」「頭を使わないこと」
なるほど!と私もそうしますと話してお店を後にしました。
今回ご紹介したこのお店は、カウンター5席しかありません。
常連率も高くて入れなかったこと数知れず、これを見ていく人が増えたらまた入れなくなってしまいます。
ちょっと心配なので、あえて詳しい場所はご案内していません。
今回は、酒場ライターも楽しそうだとふと思った中西がご案内しました。