みなさま、こんにちは。
権太呂本店は南北に走る麩屋町通りに面して建っていますが、
その2本東に寺町通りがあります。
天正１８年（1590）に、豊臣秀吉が応仁の乱で荒れた都を整備するとき、
点在していた寺院を一つの地域に集めたのだそうです。
その数、８０以上にもなったそうです。
通りを歩くと今でもたくさんのお寺や神社が…
その中で、ちょっと気になっていた神社をご紹介します。

こちらの火除天満宮社。寺町通りを四条から下がってすぐ東側にあります。
コンビニの横にこの石碑が立っています。

本当にビルの隙間？から入っていくような…

この参道は、外から見るとこんな感じ。↓

細い参道を通ってビルの後ろ側に回り込むと本殿があります。

中に入るとなかなか落ち着いた佇まい。


本当に小さな神社ですが、
天正７年(１５７９）、九州での兵乱を避けるため、筑紫国大宰府（つくしのくにだざいふ）から一人の老神官が
菅原道眞の像を背負って入洛し、六条通 周辺に祀ったのが始まりといわれています。
元治(げんじ）元年（１８６４）の蛤御門（はまぐりごもん）の変では、
この一帯だけが奇跡的に火事を免れ、それ以降もしばしば火難から救われたそうです。
学問成就とともに火除の神として多くの信仰を集めています。
さてせっかくなのでどんどん寺町通りを下がっていくと
あるある寺院が…
　　
　　

浄教寺

京都大神宮


透玄寺

聖光寺

などなど、歩けば歩くほどお寺に遭遇します。
ビルとお寺が共存していて面白い風景です。


お寺が集まっているだけあって、仏具店は充実。
その他にも骨とう品、古本屋など味わいのある店が並んでいます。

最近はいろんなソムリエの方がおられますが、
「京仏ソムリエ」って初めて聞きました。
お仏壇のことなど、わからないことが多いですよね。
この方に聞けば教えてくれるのでしょうか。




寺町通りをどんどん下がっていくと、河原町通りに出会います。
権太呂からすぐそこの通りなので、本店に来られたら、
ぶらりと遊びに行ってみてください。
今日も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
（林）