こんにちは、中西です。
早いもので今年も半年が過ぎました。
12月の大晦日が1年の締めくくりならば、6月晦日は前半の最終日に当たります。
1年の折り返しに当たるこの日に夏越祓が行われます。
知らず知らずの内に身にまとわりついた罪や穢れを祓い、後の半年を無事に無病息災で過ごせるよう茅の輪をくぐり祈願する神事です。
私も出勤前に半年分の穢れを落とし、リフレッシュすることにします!
伏見稲荷
先ず、伏見稲荷に行ってみました。朝8時前だと訪れる人もまばらです。
むむ、ここに茅の輪をかけるだろう枠組みはあっても茅の輪がありません。
お掃除をしている人に聞いたところ、茅の輪くぐりは神職がくぐり、その後一般の人がくぐる段取りだとか。で、その茅の輪は?
昨年はこの時間には準備できていたのに今年は遅れているようだということでした。
この日は出勤前のリセットかリフレッシュの予定で出かけてきました。
待っていると遅刻しそうなので、次の場所に向かうことにします。
文子天満宮
京都駅から10分ぐらいのところにあります。伏見稲荷からは自転車で30分弱でした。
夜に神事が行われますが、もちろん「人形焼(にんぎょうやき)納」ではなく、「ひとがた焼納」です。
災いのもとを託した人形を祓い、焼納するようです。
菅原道真公の乳母を務めた多治比文子像です。諸説ありますが、道真公より北野の地に祀るよう神託を受けたが、貧しいため建立できず、自宅に祠を建てて祀ったのが天満宮の始まりといわれています。
「全国文子会」という文子(あやこ)という名前にちなんだネットワークもあるようです。
市比賣(いちひめ)神社
文子天満宮の近くにある市比賣神社でも茅の輪が用意されていました。くぐり方が書かれていたので、作法に従いくぐります。
ここは身代わり守りやおみくじの姫だるまがとても可愛いんですよ。たくさん並んでいました。
権太呂からほど近い、五条麩屋町上ったところにある朝日神明宮でも、夏越の大祓神事が行われていました。
下賀茂神社、八坂神社、平安神宮などの大きな神社から町中の小さな神社まで、6月30日にはあちこちで茅の輪を見ることができます。
また夏越の大祓の日には厄除けに「水無月」をいただきます。(写真左)
午後には権太呂本店から暑気払いにと水無月わらびもちの差し入れが届きました。(写真右)
厄除けの小豆が入った「わらびもち」にきな粉をかけていただきます。
ぷるっぷるで美味しい!
水無月わらびもちは期間限定ですが、いつもの「抹茶わらびもち」も美味しいんですよ。
機会がありましたらお立ち寄りください。(中西)