みなさま、こんにちは。林です。
クリスマスも終わって
いよいよ今年もあとわずか。
大掃除やお正月の準備で大忙しですね。
権太呂の事務所も
仕事が山積みなんですが…
ちょっと抜け出しまして
知恩院さんに行ってきました。
あー外の空気は気持ちいいなあと思いながら
ぶらぶらと歩いて
四条通を東へ向かい
南座のまねきを眺めたりしながら
知恩院に到着。今日は法然上人のご尊像をお身ぬぐいさせて頂く日なのです。
法然上人御堂の前まで来た時点で
読経の声と木魚の大合奏が聞こえてきます。
迫力…
御堂にはたくさんの信者の方や
外国からの観光客の方が大勢集まっておられます。
どなたでも参加できます。
一人一人小さな木魚の前に座ります。お坊さんの読経に合わせて
皆で木魚を叩くのです。隣に座っておられた信者の方が
大きなおまつりのときは、皆で木魚を叩いてお参りするのよと
教えてくれました。これが外まで聞こえていた木魚の大合奏だったんですね。
金色の厨子の中に法然上人がおられます。
ご尊像を、御門跡御手ずから真新しい羽二重でお身ぬぐいされます。
報道関係の方もたくさん来られていました。
きれいにお身ぬぐいされた後は、また黄金の厨子の中へ戻られました。
お身ぬぐいとは、法然上人のご尊像に1年間にたまったちりやすすを拭い去ることですが、
仏教では「一掃除、二勧行、三学問」と言われるほど、掃除を大切にするそうです。
整理整頓することで、
探し物を見つけたり、
傷んだり壊れている箇所がわかったり、
本来の色や形を再度認識したりと
普段気が付かなかったことを
いろいろと発見できます。
掃除とはただきれいにするというだけでなく、
当たり前だと思っていたことを
再認識することにつながるのだそうです。
また、人の心の迷いや煩悩が
ちりやすすであり、
それを掃きとることが
とても大切であるとのこと。
大掃除って意味が深いものだったんですね。
忙しさにかまけて
家の中は散らかりまくり。
今日は帰ったら大掃除…まではいかずとも
ちょっとは家の中を片付けようと
決心した一日でした。
知恩院から帰ってくると
心がなぜかすっきりしていました。
(まだ掃除はしていないけど…)
今回も最後までお付き合いありがとうございました。
知恩院の境内に、気の早い桜が…
林