始めまして、調理担当の上原と申します。
私はこれまで色々な仕事をしてきて権太呂に辿り着きました。
そんな中で、皆様に縁が有りそうで無い、無さそうで有る話をしたいと思います。
私は阪神大震災の時に動物の孤児院で働いていました。
半ボランティアのような感じで働いていました。
その後もお金が無くなっては他の仕事をして
お金がある程度できるとまたそこへ働きに行っていました。
そこで経験したお話です。
私が働き始めて直ぐに阪神大震災が起こりました。
施設が大阪にあったため多くの動物を助け大変忙しかったです。
時は過ぎ、4度目に働いていた時に今度は東日本大震災が起こりました。
この時も福島の避難区域に入り多くの動物たちを助けに行きました。
この時に避難区域に入って感じたことです。
自分自身も兵庫県に住んでいた時に阪神大震災を経験したのですが、
それでもまったく想像を絶するものでした。
山の中腹に船が刺さっていたり、家屋が基礎部分から根こそぎ薙ぎ倒され、
屋根が下で基礎の部分が空を向いていたり
阪神大震災では見られなかった事が沢山起こっていました。
同じ地震でもこんなに違うものなのだと痛感しました。
人の記憶は風化していくと思います。
阪神大震災から約20年、東日本大震災から約5年、
その他にも色々な所で自然災害が起こっています。
自分は災害なんて関係ないと思われる方は多いと思いますが
何時自分の身の回りで起こるか解りません。
皆様心の隅にでも引っ掛けて頂ければと思います。
私の家の元野良猫
(上原)