株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

街角のおはなし

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2016.11.12

こんにちは、製麺を担当しております福田と申します。

京都では紅葉が色づき始め、秋の観光シーズンとなってきましたが、

観光地ではないところにも、昔から伝わるおはなしがあります。

 

これもその一つ、こちらは町中のお寺なのですが、右の方に石碑があります。

 

 

 

 

よく見てみると、”豊公遺跡”の文字があります。

豊公とは豊臣秀吉のことです。

その下の方には”湯たく山 茶くれん寺”の文字が。

 

 

  

 

伝説によると、天下統一をした秀吉が京都に来た際に、このお寺で休憩をとり

お茶を頼んだところ、お寺の人は天下人となり茶人千利休とも付き合いのある

秀吉に出せるお茶などないとの思いからお湯を出したそうです。

秀吉は何度お茶を頼んでもお湯しか出てこないので、

「もうお湯はたくさん、お茶をくれない」ということでこの寺の呼び名となったとか。

このお寺は北野天満宮より東に行ったところにあります。

正式名称は「浄土院」、近くに来られた際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。