こんにちは、製麺を担当しております福田と申します。
京都では紅葉が色づき始め、秋の観光シーズンとなってきましたが、
観光地ではないところにも、昔から伝わるおはなしがあります。
これもその一つ、こちらは町中のお寺なのですが、右の方に石碑があります。
よく見てみると、”豊公遺跡”の文字があります。
豊公とは豊臣秀吉のことです。
その下の方には”湯たく山 茶くれん寺”の文字が。
伝説によると、天下統一をした秀吉が京都に来た際に、このお寺で休憩をとり
お茶を頼んだところ、お寺の人は天下人となり茶人千利休とも付き合いのある
秀吉に出せるお茶などないとの思いからお湯を出したそうです。
秀吉は何度お茶を頼んでもお湯しか出てこないので、
「もうお湯はたくさん、お茶をくれない」ということでこの寺の呼び名となったとか。
このお寺は北野天満宮より東に行ったところにあります。
正式名称は「浄土院」、近くに来られた際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。