今回ブログを担当します、稲垣です。
前回に引き続き 京の通称寺へ行ってきました。
今回は千本ゑんま堂(引接寺)へ。
ここは閻魔様が祀られているお寺です。
閻魔様は怖いイメージがありますが、実は人間界をつかさどる私たちにもっとも近い仏様です。
天国か地獄か死者の送り先を決める役割を担うといわれていて、人間を三悪道に行かせたくないために、怒りの表情で、地獄の恐ろしさを語り、嘘吐きは舌を抜くと説いてくださるのです。
普段は本尊の閻魔様は格子戸で囲われていて見えにくいのですが、節分やお盆など特別な時と毎月16日は閻魔様のお姿が見れるらしく、、ふらっと行って16日だった私はなんだか運が良かったみたいです。
我が家ではお盆のご先祖様のお迎えに閻魔堂へお参りします。
水塔婆にお水をかけて流し、鐘つき堂で鐘をつき、帰ってこられたご先祖様を肩に乗せておうちへ帰ると祖父母から言い伝えられました。
また毎年5月には狂言も行われていて、京都の三大念仏狂言の一つで 千本ゑんま堂念仏狂言は演目にセリフがある事が特徴です。
春には普賢象桜という、散ってからも見ごたえがある桜が咲きます。
花びらで散らず、花冠のまま落ちるためそれがまた綺麗なそうです。
今はもちろん咲いていませんでしたが、、
いろんな季節で楽しめるお寺のようです。
また違う季節にも訪れてみたいと思います。
それではまた、次回も京の通称寺を紹介します。