こんにちは、調理部の樫尾です。
五山の送り火も終わり、暦の上では秋を迎えています。
朝夕もだいぶ過ごしやすくなりましたが、昼間はまだまだ暑いので、
今回は涼しさを求めて、いつも鮎釣りでお世話になっている鴨川のその水源が祀られているところに行ってきました。
そこは、鴨川を北に向かい、源流がある雲ヶ畑を抜けて、細い道の先。
山奥にある志明院です。
こちらは、寺伝によると、650年に役行者が開山した後、829年に弘法大師が創建した寺院で、
映画もののけ姫のモデルにもなっているそうです。
山奥なので聞こえてくるのは小川のせせらぎと虫・鳥の声だけです。
階段を登り山門をくぐると神秘的な世界が広がります。
(山門より先は撮影禁止。)
少し登ると龍神の像があり、その先には鴨川の始まりがありました。
そして、本堂には空海の開眼と伝える不動明王が安置されて、奥院には眼力不動明王が安置されています。
こちらの寺院には、神聖な空気が流れていて、観光で参拝するのではなく修行で参拝する所のように感じました。
交通の便も悪く時間がかかるかもしれませんが、1日ゆっくりと時間を気にせず参拝されてはいかがですか。
樫尾