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壬生寺と新選組壬生屯所(八木家)

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2019.02.24

みなさん、こんにちは。調理部の小田です。

四条から坊城通りを南へ下がった場所にある壬生寺。

ご存知でしょうか。

 

 

 

本尊の延命地蔵菩薩をはじめ、多数の地蔵菩薩を祀っています。
地蔵信仰と共に、厄除・開運の寺としても知られており、2月の厄除け節分会は、約900年の歴史があるそうです。

この寺の境内は、新選組が大砲や剣術・馬術の訓練をした場所としても有名で、壬生塚には、近藤勇の胸像、芹沢鴨らの墓塔があります。
池田屋騒動があったとされる祇園祭宵山の7月16日には、毎年慰霊供養が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

壬生寺の北側にあるのが新選組が結成された壬生屯所(八木家)です。

残念ながら門内の撮影はできませんでしたが、当時の浪士たちの暮らしの様子が生々しく伝わってくるような室内でした。

 

 

 

皆さんご存知かとは思いますが、新選組誕生のいきさつをお話しします。
幕末の文久3年(1863年)春、14代将軍德川家茂上洛にあたり、その警護のために宿所を求めましたが、間もなく江戸に呼び戻されることになりました。しかし、その中で八木家を宿所としていた13名は浪士隊から分かれて京に残り、その後、この家を拠点に新選組が誕生しました。

壬生に生まれ幕末の京都の治安を守った新選組。

わずか3年という短い間の屯所時代でしたが、これが真の新選組の姿ではないでしょうか。

 

調理部:小田