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■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2019.10.13

こんにちは

 

10月も半ばに入り、ようやく過ごしやすくなってきましたね。

今回で8回目の登場になります、製造調理部の柴田です。

 

今回も豊臣秀吉ゆかりの場所を紹介したいと思います。

そこは「天使突抜町」です。

 

南北に走る通り「東中筋通」の、北端は「松原通」南端は「六条通」までに広がる町名です。

町名にある「天使」は現在の西洞院松原にある、

当初「天使の宮」(天使社」と呼ばれていた「五条天神宮」に由来します。

 

京都でもあまり有名な神社ではありませんが安倍晴明とも縁があったり、

弁慶が五条天神を参詣した後に牛若丸と出会って戦いとなり、

結果として弁慶が牛若丸の家来となったきっかけにも登場しています。

 

外観はこんな感じ

 

本殿はこんな感じ

 

松原通から東中筋通を下ります

 

この辺が「天使突抜町」

 

五条通まで下ってきました

 

さらに下っていきます

 

六条通はきれいに整備された道になっています

 

六条通から南側は道幅が広くなっています(写真では判りづらいですが…)

六条通を境に道が異なっていることが判ります

 

さて町名にある「突抜()」ですが、

秀吉が公家の住む「上京」と民衆の住む「下京」とを繋ぐ道を

「五条天神社」を貫くように新道を作ったことに由来します。

そのことを京の民衆は皮肉って「天使(五条天神社を)突抜(貫いた)」と呼んだと言われています。

 

京都市の中心部から京都駅へ向かうのに歩くと20分程度かかりますが、

東本願寺と西本願寺の間を抜けるように京都駅へと行くことが出来ますので、

機会があれば通ってみてはいかがでしょうか?

※東中筋通は信号がないため五条通を横断できません。西洞院通まで迂回して横断ください

 

 

 

 

製造調理部 柴田