京の奥座敷 貴船の川床
京都の夏は暑くて湿度も高く、逃げ出したくなることもあるぐらいです。
そんな時にお薦めなのがここ貴船の川床です。市内とは10度くらい違うと言われています。
せっかくだから鞍馬山を越えて貴船に行くことにしました。買ったばかりのトレッキングシューズを履いて出発です。
つづら折りの山道を登ろうと、足元の準備もしてきたのですが、なぜか足はケーブルカーの駅に向かい、3分ほどで終点についてしまいました。本堂へは少し山道を歩き、階段を上って到着です。
京都には何カ所かパワースポットがありますが、ここもその一つ。
本堂前の六芒星の中心に立つと体中にパワーがみなぎるのだそうです。
写真はパワーチャージ中の様子です。
さて、こちらは狛犬ではなく、狛虎です。本堂前にもいますが、お山入口の仁王門前にも狛虎がいました。ご本尊と縁が深いからと言われています。寅年生まれの方でお参りする方も多いようです。
さていよいよここからトレッキングシューズの出番です。奥の院目指して歩きはじめます。
「木の根道」です。この辺りは岩盤が固く、根を地中に下ろせないためこのように地を這っています。
鞍馬山は、2億6000年前の海底火山の隆起によってできたと言われています。
ウミユリ・サンゴが含まれた石灰岩や海底火山の石などが多くあり、説明書きもありました。
ここは「魔王殿」。650年前金星から地球に降り立ったという護法魔王尊が奉安されているところです。
鞍馬山から貴船におり、少し歩くと貴船神社です。
ここも京都のパワースポットとして有名で、この朱の灯籠が並ぶ写真も見たことがある人が多いと思います。
清流という言葉そのままの貴船川。
緑と清流で涼みに訪れる人が多く、この時期道路は大渋滞です。
山あいの町で道路が狭く、場所によっては車が行きかうことができないため、なお一層渋滞に拍車をかけています。
ところが、川床に降りるとその渋滞がウソのようで、聞こえてくるのはせせらぎの音です。
山を歩いた後の汗がすーっと引いていきます。
ものの5分もしないうちに寒くなってきて、上着をはおりました。
貴船の川床の特徴は、川の流れの上に床を作っているところです。
座っている下を谷から流れてきている冷たい水が流れているのですから涼しくないはずがない!
これはもう別世界です。
さてこの別世界ですが、人気が高く、予約なしでは入れないこともあります。
私も何軒か断られて、最後に訪ねた1軒にやっと入れました。
写真で少しでも涼感をお届けできるとうれしいのですが、いかがでしょうか。
京都市内から30分ほどで到着する避暑地です。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。(中西)