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嵐山の隠れた名所

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2011.08.28

 

こんにちは、中西です。今回の「旬な京都便り」は、嵐山にある『モンキーパーク』をお届け致します。
嵐山と言えば、渡月橋が有名ですが、この橋を渡らず南岸を川上に向かうと「嵐山モンキーパーク」があります。

入園料を払って真っ先に目につくのが映画のポスターです。

何か深い意味があるのか、訴えたいことがあるのか、ひょっとしたらここにはものすごく頭のいい猿がいるのだろうか、
などと考えてしまいます。

このモンキーパークには現在約135頭のニホンザルがいます。
もともと嵐山に暮らしていた野生のニホンザルを餌付けして、身近に観察ができるようにしたものだそうです。
全て名前がついていて親子関係や親せき関係がわかっているため、たくさんのサルの学者が研究に訪れています。
メスガシラの娘ヒルコは、名前を呼ぶと返事をするそうですよ。

坂の途中に案内図がありました。嵐山の紅葉は有名ですから秋の紅葉のトンネルはきっと見ごたえがあるのでしょうね。
ライトアップもあるそうですよ。但し山道を20分ほど歩きますからスニーカーなどが必要です。

園内に何カ所かクイズもあり、ほのぼのとした雰囲気が漂っています。

モンキーパークに行って驚いたのは外国人の多いこと。
「外国人が選ぶ日本の観光スポットベスト20」で18位に選ばれたことがあるそうです。
以前トム・クルーズが遊びに行って大喜びして帰ったとホームページにもありました。
英語だけでなく、フランス語も中国語も交わされていました。
みんな楽しそうにエサをやっていました。

暑い日だったので、おサルさんもあまり姿を現さず、少ない写真になりましたがご紹介しますね。

池の水を飲むサル

木陰のサル。筋トレをしているようにも見えますね。

休憩所(エサやり場)のサル

少しの日陰を探して入っているサル

毛皮が暑いんだろうなと同情する私も汗だくでした。
枝の上で寝そべるサルなどを眺めながら山を下り、渡月橋の辺りまで戻りました。

渡月橋の上流が大堰川(おおいがわ)、下流が「桂川」です。
大堰川では、貸しボートがあり、屋形船があり、また保津川下りの船の降り場もあります。
川沿いは風が渡り、気持ちよく歩けたので上流に向かって足を延ばすことにしました。

しばらく歩くと「わぁー」という声がして、ボートの中でバランスを崩した男性がひっくり返るのが見えました。
心配になって様子を見ていると、若い男性は座り直しましたが、オールを一本手から放していました。
無理して取ろうとしてボートが揺れ、彼女と険悪な雰囲気になっていましたが、オールは見る間に
手の届かない所に流れて行きました。

ボートはなすすべがなくゆっくり流されて行き、携帯で助けを求めているところへ通りかかった屋形船の
船頭さんがオールを拾って事なきを得ました。

都市伝説の一つに「カップルで○○すると別れる」という類のものがあります。
嵐山のボートは昔から有名ですが、危機を乗り越えた二人はきっと絆が強くなったことと思います。

「昔から有名」と書きましたが、正しくは「昔は有名」で、最近は渡月橋を渡るとき、どちらかが振り返ったら
別れると言われているそうです。

話が横道にそれましたが、観光客の多い嵐山でも人が少なく、見晴らしがよく
サルにえさやりをして遊べるモンキーパークはおススメです。
川沿いの景色も最高です。(中西)