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キーワードは七転八起 達磨寺

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2011.09.18

こんにちは!中西です。
今週の「旬な京都便り」では、通称「達磨寺」と呼ばれているお寺をご紹介します。
その名通り「達磨」尽しのお寺です。

法輪寺(通称達磨寺)は、享保12(1727)建立の、臨済宗妙心寺派の古刹です。

門をくぐり受付に行くと、並んでいるのは「達磨のおみくじ」です。

写真

下の白い紐に注目

お尻の所に栓があり、開けて紐を引っ張るとおみくじが出てきます。
引っ張り出したら「大吉」の文字!うれしい「だるまみくじ」です。

まずは山田無文老師が命名した「衆聖堂」へ

達磨大師の後ろには十六羅漢像。ちょっと間延びした印象の達磨提灯。
写真には写っていませんが、周りにはものすごい数のいろんな姿の達磨が並んでいます。

これは「天井画」です。
見上げて写したらこれだけしかカメラには入りませんでした。
後で「あぁ、床に寝転がって撮ればよかったんだ」と思いましたが、思いついたからといってなかなかできるものではありません。

本堂には住職の達磨コレクション。

そして達磨大師の姿を描いた図画

 

こちらは中国少林寺風顛筆 達磨図

私の中では達磨大師は「中国の少林寺」で修業→武術の達人という勝手なイメージができていました。
少林寺で面壁九年の武術ではなく、座禅を組んで悟りを開いたことから、達磨大師は禅宗の初祖と言われています。

達磨が面壁九年の座禅によって手足が腐ってしまったという伝説が起こり、玩具としてのだるまができたという俗説もあります。また張り子の縁起達磨は高崎市の「少林山達磨寺」から生まれたともいわれています。

諸説ありますが、「七転八起」の「起き上がり小法師」は重心が振れずに何度でも起き上がる様子が、達磨大師の面壁九年という坐禅をし続けた逸話に見立てられ、達磨大師の顔が描かれるようになったそうです。

「十二支エト達磨大師」の像。だるま大師坐像を囲み十二支が安置されています。
動物愛護の願いから寄進されたもので、下部は動物の納骨安置所にもなっているそうです。

ここが有名な「達磨堂」です。

手前の大きな達磨には「おさいせん」の文字が。
表情や顔・ひげなどいろいろなタイプの達磨がありますね。

姫達磨もビッグサイズです。

ここには諸願成就に奉納された八千体に及ぶ達磨が祀られています。
ということは、願いが叶った達磨がこんなにたくさん!
強く願ってこそ、願いは叶えられるものかもしれません。

心が折れそうになった時、身近に達磨を置いてを転がしてみるのもいいかもしれません。
転がしてもすぐに起き上がる姿に、闘志が再び湧き上がってくることでしょう。

ということで、今週のキーワードは、無理やりのような気もしますが「七転八起!」です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。今週も美味しいものを食べて頑張るつもりです。(中西)