こんにちは、中西です。
今回のタイトルは、京福出町柳駅の切符売り場で耳に飛び込んできたセリフです。
語尾から察しがつくように遠くから京都観光にきた若い女性でした。
関西圏なら「ありえへん」となりますし、「あり得ない」のこの使い方は「若者ことば」といわれる使い方です。言葉一つで、推測できることがいくつかありますね。
彼女が驚くのも無理もないことで、切符売り場は大混雑、どこにどう並ぶのかも判然としません。
ようやく改札口を通ると、狭いホームは既にあふれんばかりの人でした。
遠くから来てこの混雑ぶりで、思うように移動もできないとなれば「あり得ない」と言いたくなる気持ちもわかります。
紅葉の名所と言われるところは、この時期大勢の人が訪れ、入るのに1時間以上かかるところもあります。
桜の頃も込みますから「京都の春もあり得ない」状況となります。
鞍馬・貴船方面は、2両編成の電車に乗りきれず、ほぼ半分がホームに残留となりました。
私が乗ったのは「八瀬方面」で、こちらは何とか全員乗り込めました。
終点「八瀬」駅です。
前回、梅田が紅葉の穴場を紹介しておりますので、私も負けずに「穴場紹介」のつもりで出かけました。
行ったのは「瑠璃光院」です。
明治の元勲、三条実美公ゆかりの「瑠璃光院」は春と秋に一般公開されています。
たまたま私が知らなかっただけで、5、6年前からの公開で認知度も上がってきているようです。
建物自体はそんなに広くないので、とても人口密度が多いように感じました。
瑠璃の庭。苔と紅葉がきれいな庭です。2階からの光景
1階から見た所
庭園内の紅葉
瑠璃光院にある「八瀬のかま風呂」。日本式蒸し風呂の原型です。
人が多くてなかなか写真が撮れませんでした。
近くに比叡山ケーブルの駅があり、列ができていました。
山が近いこともあり、ずいぶん色づいていましたが、例年に比べると鮮やかさが足りないという話でした。
川べりでスケッチしている人達が見えますか?
私も中学校の写生大会で来たことがあります。その頃は吊り橋もあり、絵になる光景でした。
4年ほど前に老朽化に伴い撤去されたそうですが、名残はあります。
これが吊り橋の跡でこちらは駅側。
反対側はこのようになっています。
今はなくなってしまったものといえば、八瀬には「八瀬遊園」という遊園地がありました。
また比叡山には「お化け屋敷」があり、子供の頃は毎年夏休みに行っていました。
ここの「お化け屋敷」は人形ではなく、人が演じ絶妙のタイミングで出てきました。
余りの怖さに本物の幽霊も混じっているのではないかと思いました。
惜しむ声もずいぶんあったことを覚えています。
吊り橋はなくなっても、渓流、山並み、木の橋と絵のような光景です。
スケッチがお好きな方にオススメのポイントです。
他にもオススメしたい場所がありますので次の機会にご紹介致します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。(中西)