こんにちは!梅田です。
今週の「旬な京都便り」は、12月らしく、”京都のクリスマスイルミネーション”を
ご案内致します!節電の影響があり、各地でクリスマスイルミネーションの規模が縮小・
もしくは取りやめというところが沢山あります。致し方ないとは言え、やはりどこか寂しい気も
致します。そんななか、京都で楽しめる”クリスマスイルミネーション”を2か所ご紹介します!
まずは、「新新館」。元は京都中央電話局。明治時代になり、京都でもたくさんの洋風建築が
建てられましたが、この新新館は外壁が煉瓦の鉄筋3階建て。当時の面影を残しつつ、今風に
アレンジした未だ現役の建物です(夜の取材のため、建物自体は分かりにくいですが…)。
そして、建物内の吹き抜け部分に7万個もの明かりが織りなす、光の風景が広がります。
取材日は京都独特のキーンとした寒さがあるものの、月がきれいな夜でした。
商業施設ではあるものの、広い中庭、煉瓦の建物など、贅沢な作りと言える建物で、
(そりゃあ、明治の建物ですもの!)ゆったりした中で楽しむイルミネーションは、他の
イルミネーションには見られない特徴です。街中であって、フラッと楽しめるのもいいですね!
続いては新風館から徒歩圏内にある、平安女学院。この学校は、キリスト教系の学校でこれまた、
明治時代からある名門校です。京都の人達は親しみを込めて、「平女(へいじょ)」と言っています。
そしてこの平安女学院では、クリスマスイルミネーションと、キリスト教系の学校らしく、「クリスマス・カンタータ」
がこの時期の風物詩です。
実はこのイルミネーションは国際観光学部の学生が実行委員会を作り、制作・運営する”手作り感”あふれる
イルミネーションなんです!”手作り感”というと、良くも悪くも取れそうな響きですが、これは”良い方”。
高校生の方がよくぞここまで!と思えてきます。
節電の時代に配慮し、電球もLED化店頭時間帯にはキャンパスの不要な電気を消し、開催されているようです。
このイルミネーションを通して、東日本大震災の復興を祈るとのこと。そう言えば、今年のテーマは、
「希望の灯(あかり) ~明日に向かって~」
と、掲げられてありました。言い方はよくないかもしれませんが、プロではない普段は普通の女子高生の
方々が、ここまでいろいろと努力し、工夫を凝らして明かりを灯し続ける姿には脱帽致します。
家族連れの方や、カップルなど、明かりに魅せられ、明かりを囲み、”集い”ができていました。
まさに、平安女学院のクリスマスイルミネーションの意図するところと言えるでしょうね。
ステンドグラス越しにイルミネーションを”垣間見る”のも、また一興。
今回ご紹介した2か所のクリスマスイルミネーションは、京都市内の”ど真ん中”。もし、京都にいらしたら
”ふらっと”立ち寄れる期間限定のイベントですよ!
最後までご覧頂きまして、ありがとうございます。(梅田)