こんにちは!梅田です。
本年最後の「旬な京都便り」は、年末年始の買い物客でにぎわう京の台所錦市場の様子を
ご案内致します。権太呂でも、錦のお店から食材を仕入れていますが、一般のお客様もたくさん
買い物に訪れる錦市場はさながら”通勤ラッシュ”なみの賑わいです。
京都のほぼど真ん中に位置する錦市場は、東西約400mに130余りの店が軒を連ねる
市場です。その歴史は400年(!)と言いますから、江戸時代にまでさかのぼるんですね。
上の写真は錦市場の東の端にある錦天満宮。この神社の境内から湧き出る水が「錦の水」として
親しまれています。朝から晩までここの水をもらいに来る方が絶えないんですよ。
さて、市場に足を踏み入れるとそこは”年末商戦モード”満開です。京の食材が集まることと、
季節感が感じられることもあって、見てるだけ(スミマセン、なにも買わなくて…)でも、楽しめます。
そんなお客様側の気持ちをくんだ(?)案内があったり、
「食べ歩きって…どうやって」とその姿を思案しながら勝手にイメージを膨らませたり。
そしてもっとも季節感を感じられるのがやはり「京野菜」。おせち料理にも欠かせない食材がずらりと
並びます。「金時人参」「かしら芋」「海老芋」「くわい」など、”季節限定品”が勢ぞろい。
お召し上がりになったこと、ありますか?
そしてショッピングサイトでいつもお世話になっている銅鍋の「有次」さんもこの錦市場にあります。
そして、何気にそぞろ歩きしていて、目に留まったのが…
「チョコレートコロッケ」
どうですか、このインパクト!”和・洋折衷”ならぬ、”おばんざい・菓子折衷”です。
大変失礼ながら、私の中で「おいしそう<好奇心」という計算式がはじかれ、購入。
これこそ、「食べ歩き」にもってこい!さてさて、肝心のお味ですが、これが意外に…。
ただでさえ人通りの多い錦市場ですが、年末となり通勤ラッシュ並みの”すし詰め”状態。
そして、こちらが錦市場の西の端にあたります。長さ400mの錦市場を通るのにかかった時間が30分
(寄り道もおおいですが)。百貨店やスーパーで買い物を済ませることが多くなりましたが、昔ながらの
市場はそんな時代だからこそ逆に新鮮ですね。
今年一年、このコーナーをご覧くださいましてありがとうございました。来年もまた旬の京都を、
心の赴くままにご案内して参ります。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。(梅田)