株式会社権太呂食品

権太呂ブログ

「権太呂の厨房から」 『薫庵弁当』

権太呂社長 藤本和洋のブログ

2011.04.18

 
 

紙面が限られたDMや、WEBのショッピングページだけでは、お伝えしきれない、

  『作り手のモノ作りに対する、「こだわり」や「思い」』

をお届けするのが、この「権太呂の厨房から」。

今回取り上げるのは、一年でもっとも爽やかで、新緑が眩しい季節感をお楽しみ頂ける、

「薫庵弁当」です。調理担当の小田に話を聞きました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇  目次  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ◆ 緑が鮮やか!

 ◆ 母の日のプレゼントに。

 ◆ これだけはお伝えしたい!


   
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  ◆ 緑が鮮やか!

      
梅  今回の薫庵弁当は新緑の季節にふさわしく、鮮やかな「緑」が随所に見られますね。

小  この季節、旬のものはやはり青みが美しいものが多いんですね。弁当の中で旬の具材を

   拾っていくと、「アスパラ」「オクラ」「一寸豆」「うすい豆」「茗荷」「すだち」「じゅん菜」がありますし、

   最後にお召し上がり頂く「皐月菓子」も青柳をイメージしています。

       
   細やかな職人技が持ち味の小田

      
梅  季節感を目と舌で味わえるんですね!

小  そうなんです。やはり、「旬産旬消」が一番美味だと思うんです。

    だからこそ素材選びに気を遣い、そして次にその素材をどう’料理するか’を考えます。

    つまり、素材それぞれの持ち味を活かすような味付けにしています。

梅  だから上品でやさしい味付けになるんですね。
                                     
                                                      ↑topへ

 ◆ 母の日のプレゼントに

梅  やさしい味付けでしかも手間いらずとなれば、母の日のプレゼントにも最適ですね。

小  ええ、それが今回のテーマの一つなんです。せっかくの贈り物でも、お召し上がりになるまでに

   いろいろと手間がかかるようでは「母の日」にはちょっと…
   

梅  「お母さんにゆっくり休んでもらえない」

小  ということになりますよね。主役は’お母さん’ですから、普段あまり台所に立つことがないご家族の方

   でも簡単にお作り頂けるよう、工夫しました。

梅  お客様にいただくお手間といえば、、、

      「蒸し寿司を電子レンジであっためる」
      「お吸い物を手鍋であっためる」

   だけですものね!

小  主役のお母さんには「プレゼントされたこと」と「体をやすめること」の二つの意味でお喜び頂きたいんです。

梅  家事は365日休みなしですものね。うちでも母がよく、「上げ膳据え膳がうらやましい」と言っていたものです。

小  「簡単だけど美味しくない」では意味がない。「簡単」だけど「京の味」を楽しんでもらえるようにすることに

   苦労しました。

   
梅  例えばどういったことでしょう。

小  一つ例にあげると「蒸し寿司のあたため方」です。母の日ギフト用の二段重の場合ですと、蒸し寿司を容器ごと

   電子レンジに入れられません。ですので、蒸し寿司のあたため方に時間をかけました。


ひょうたん型でかわいらしいギフト体裁の蒸し寿司。あたためかた一つにしても工夫が。

梅  遅くまで厨房に残ってあれこれ試されてましたもんね。その結果が、「蒸し寿司の下に’へぎ’という

   下敷きを敷いて、’へぎ’ごとレンジであっためるというものなんですね。

小  ’へぎ’ごと、またお重に戻してお召し上がり頂けるから簡単なんですね。

  

                                                     ↑topへ

 ◆ これだけはお伝えしたい!

梅  今回の薫庵弁当、料理人としてお客様にこれだけは知っておいて頂きたいことはなんですか。

小  料理人のこだわりとすると、どうしても細かな部分になるのですが、

     ■蒸し寿司にのっている錦糸玉子の質感
     ■出汁巻き卵の味付けと形
     ■箸休めの、若布とオクラの酢の物の塩梅

    といったとこですね。


こちらは通常包装の薫庵弁当。すっきりした箱に紐を結えてご用意致します。
   

梅  「職人・小田」さんらしいところですね。ところで、若布とオクラの酢の物の「塩梅」というのはどういうことですか。

小  うちの一番出汁を使った加減酢で仕上げていて、とてもまろやかな仕上がりになってるという点です。

梅  なるほど、酢の物が苦手な私でも食べられたのはそういうことだったんですね。ちなみに、加減酢というのは、

   料理に合わせて酢や出汁などを混ぜて整えたお酢のことですよね。二杯酢や三杯酢もこの’加減酢’にあたります。

   最後に小田さん、今回の薫庵弁当での意気込みを聞かせてください。

小  弁当を作るには仕込みから盛り付けまで、一つ一つの手順が細かいものとなります。その細やかな部分も
  
   お客様に感じて頂けるよう、きちんとした仕事を心がけていきます。

 
梅  母の日をはじめ、ご進物にも最適な薫庵弁当ですから、とても大切なことですね。ありがとうございました。

    『薫庵弁当』の詳細についてはコチラから

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

          

                 
                                                     ↑topへ