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清涼寺

■毎週日曜更新 権太呂スタッフの「旬な京都便り」

2013.07.05

こんにちは平沼です。
本日は「嵯峨の釈迦堂」(さがしゃかどう)の名で、人々に親しまれています
清涼寺をお伝えいたします。

清凉寺は拝観料無料(本堂内は別)で広々とした境内をゆっくり見物できます。
敷地はとても広いです。




このお寺は、嵯峨野唯一の国宝の仏像があるお寺でもあります。
本堂の中にはインド・中国・日本の三国伝来の
お生身の釈迦像が安置されています。
安置されている釈迦像は、凋然が中国へ渡った折、
インドで釈尊37歳時の生き姿を刻んだといわれる
栴檀(せんだん)の香木で作られた像が中国に伝えられているのを見て、
その像を模刻して日本に持ち帰った(985年)ものです。
完成時にお顔に仏牙を入れた時、
1点から血が出て、生身の仏であることを示されたといわれています。
国宝に指定され多くの人を集めています。


こちらは一切経堂です。

一切経堂の中にあるこの輪蔵は徳川中期の建築で、
この輪蔵を回すことで一切経を読んだことになるそうです。

こちらは多宝塔。
京都府文化財・江戸時代 1700年建立。 高さ約13mあります。
内部には多宝如来がまつられています。

こちらの仁王門は室町時代後期の作で、再建されたものです。
京都府指定文化財となっています。
さて、この地は、平安時代に閻魔大王に仕えたとされる小野篁が六道珍皇寺の
井戸から地獄に入り、出てきた場所とされる福生寺の跡地でもあり、
生の六道と言われます。境内には福生寺跡の石碑があります。
清涼寺は嵐山からそれほど遠くないところにあるので
あちらこちらの景色を見ながら清凉寺を目指すのもよいかと思います。
清凉寺のすぐ横にはあの京都で有名な嵯峨豆腐森嘉のお豆腐屋さんもあります。
この時期夏季限定のからし豆腐も販売しているので是非お土産にいかがでしょうか。
本日も最後までご覧いただき有難うございます。平沼