こんにちは、中西です。
小寒(1月5日)から立春(2月4日)までが1年で一番寒い時期とされています。
その寒い時期だからこその楽しみ方もあります。
今回は「雪灯廊を訪ねるバスツアー」に参加してきました。
この時期美山は雪が多く、細く曲がりくねった雪道を車で行くのは危険かとバスにしました。
京都駅から約2時間の旅ですが、バスの中では地元の方(ボランティア)が説明をして下さいました。
京都府下の美山町については、美山ナビがあります。(http://www.miyamanavi.net/)
美山ではこの時期としては珍しく雪が積もっていませんでした。
バスにしなくてもよかったかなという声も聞こえてきましたが、午後3時頃から雪が降り始めました。
「雪灯廊」は造語?「雪灯籠」の間違いではと私を悩ませた表示です。
ツアーの名称もパンフレットも「雪灯廊」です。
雪灯籠の素材
バケツの雪をしっかり固めてひっくり返し、かまくらのように中をくり抜いてろうそくをたてます。
雪灯籠 完成品
柔らかな温かそうな光です。
新しい茅葺屋根
トタン屋根から茅葺屋根に直したばかりの家。
4面全てをふき替えると800万以上かかるそうですが、指定地域なので補助金で大半を賄えるとか。
屋根のトタン板を外すとずいぶん中が傷んでいたとのことでした。
古い家の屋根の断層
使えるものは残して使うので、断面が3層に分かれていました。
材料はススキを使っているそうです。
屋根から落ちた雪はまだ残っていました。
雪が振り始めました。
長いつらら
雪で遠くの山も近くの山もかすんで見えます。
この日一番の人気モデル「ビール好きの雪だるま」
屋根にもうっすら雪
次第に雪が激しくなりました。
辺りを白く覆っていきます。
人にも容赦なく降りつけます。
火灯し頃になりました。ぽつぽつ明かりが灯ります。
3時頃に1度だった気温は日暮れとともに氷点下に変わります。
中に入れてもらいたくなりました。
夜になっても雪はやみません。
夜6時半から花火の打ち上げがあり、その瞬間を写真に収めようと多くの人が待ち構えていました。
歩いているうちにカメラの三脚の場所取りをしてある所を数か所見かけました。
花火の約3時間前で、カメラマンたちは雪を避けて軒下で待機中でした。
花火は6時半から10分間、周りに民家があり山も近いので大きな花火は上げられません。
また予算の都合で花火の数に限りがあります。
初めて花火の写真を撮りましたが、なかなかうまくタイミングが合いません。
上がってからシャッターを切るのでは間に合わないけれど、どの位置に上がるかわからないから
カメラをどこに向けていいか分かりません。
また暗いから画像の保存に時間がかかります。
あれよあれよという間に、花火が終わっていきます。
保存中でしばらく待てと砂時計が表示されるカメラをあきらめて見上げた空の
花火のきれいだったこと!
花火はカメラに収めるものではなく、自分の目で見て楽しむものだと思いました。
道に連なる雪灯籠を遠くから見ると「雪灯籠の回廊」で、「雪灯廊」なのかと思い至りました。
午後1時京都駅発、午後9時過ぎ京都駅着と時間をかけた「冬の美山」でした。
長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。(中西)