こんにちは、中西です。
梅雨の頃の楽しみに紫陽花があります。
京都では宇治の三室戸寺が有名ですが、本日ご紹介するのは洛西「善峯寺」のあじさい苑です。
境内は約3万坪あり、春には桜、秋には紅葉が山内を彩ります。
紫陽花は約1万株あり、山の斜面に広がっています。
写真のような坂道を上り下りします。
ちょうど見ごろを迎えていました。
今にも降り出しそうな空模様でしたが、遠くまで見渡せます。
境内の青もみじもきれいでした。
向こうに見える朱の鳥居は、出世稲荷
阿弥陀堂からの坂道
紅葉時期の撮影ポイントで、一面の落ち葉と紅葉の写真を見たことがあります。
遊龍の松(天然記念物)
樹齢600年の五葉松。高さは2メートル位ですが、横へ37メートル以上も幹を伸ばし
龍の姿に似ていることから名づけられました。
1枚の写真には収まりません。
秋にはこんな景色になります。
赤一色ではないところが素敵な後ろの山は、屏風山。
一隻の屏風に描かれた絵のようですね。
バス停から参道を見上げたところ
つづら折の道を約300メートル登ります。
門が見えてくるとホッとするのですが、これは東門で入口の山門まではもう少し登ります。
山門
1692年桂昌院(徳川5代将軍綱吉の生母)により再建。
楼上の本尊・文殊菩薩と両脇・金剛力士は運慶作で、源頼朝公寄進と伝えられています。
善峯寺は、1029年源算上人が創建したものですが、応仁の乱で焼失しました。
信心篤い桂昌院の寄進により復旧され、重要文化財を多く有しています。
草むらの泥がわかりますか?
真ん中のへこんでいる所で、イノシシがごろごろ転がって泥を体になすりつけ
草で体を擦って泥を落とした後です。
イノシシの泥遊びと言われていますが、これで寄生虫を落とすようです。
バス停で待っているとき、乗務員さんが教えてくれました。
山の中とはいえ、近くには人家もあります。
猿もよく見かけるそうで30頭ぐらいが参道を通るのを見たことがあるという話でした。
さて、この善峯寺ですが「ちょっと寄ってみよう」という場所ではありません。
バスで行く場合、向日町駅から30分、1時間に1本です。
免許更新のため隣駅の長岡へ行ったので、足を延ばして「よしみねさん」まで行きました。
あじさい苑もきれいですが、おススメは秋の紅葉です。
渋滞覚悟は必要ですが、山内は広大な敷地なので「人でいっぱい」なんてことにはなりません。
京都市内、比叡山まで見渡すこともできる京都屈指の景観です。
紅葉行先の候補リストに入れておいてくださいね。
本日は最後までお読みいただき、ありがとうございました。(中西)